2017年01月11日

言霊の華 第四一二号




『全ては神の恩恵である ―不幸を認識しない生き方―』


皆さま 新年あけましておめでとうございます。

今年の元旦禊(みそぎ)も晴天に恵まれ、水平線から昇って来る見事な初日を海の中から迎えることができました。

元旦禊を始めてから二十七年目になります。この間、初日が雲に隠れて拝めなかったことも確か一、二回あったように記憶しています。それでも私は参加者の方々に言いました。

「お日様は出ています! 雲の向こうに煌々と輝くお日様が出ているのです。肉眼では見えないけれど、魂の眼で観ればそれを感(観)じ取ることができます。魂で観想して下さい!」と。


考えてみれば、お天氣ほど人間の意のままにならないものはありません。二十七年間の元旦禊で初日を仰げたのが二十五回もあったこと自体が奇跡であり、恩寵(おんちょう)の何ものでもありません。時々その恩寵を忘れてしまいがちです。

ですから曇り空で初日を仰げない時こそ、我々の霊魂(みたま)の働きをフル活用して、肉体の五官を超えて魂の力で真実、真実在、真実相を観る。

夜、どんなに雲が多かろうと、雨が降ろうと、雲の向こうにあかあかとお月さまは出ています。肉眼では見えないけれど、霊魂の眼ではお月さまは出ており、光を放っているのです。


現象に捉(囚)われる人はいつも迷いぶれます。私は三十代の頃よりいい天氣、悪い天氣と区別しなくなりました。全ては神さまの恩恵として捉えます。天氣を恨めしく思ったこともありません。そして自分のことを「晴れ男」と言ったこともありません。

晴れ男、晴れ女、それ自体が傲慢に思えてならないのです。天皇陛下でさえ、大雨の中、植樹祭をされることがあるのですから。全てが神の恩恵です。いい事も、試練、苦労も。


私の家内は私の顔をまじまじと見て言います。「先生は幸せですね。いつも楽しいでしょう」と。その時私は「幸せだとか、不幸だとか、楽しいとか辛いとか嬉しいとか、そういう感情を意識して生きていない。私にとってそのような感情はどうでもいいことだ」と。

一見、感謝の無い乱暴な言い方に聞こえるかもしれません。でも本当にそういう感情認識を持ち合わせていないのです。ただひたすら「天命」に生きているだけです。

そして、自分のことで悩んでる暇がありません。絶えず他者の事、仕事の事、国家の事に没頭しているからです。拘(こだわ)っていたり、悩んでいたり、迷っていたりしてはいられないのです。天命を知り、天命を生きればそうなります。

「全ては神の恩恵」と、全肯定し、完全受容に生きる。それこそが不幸を認識しない生き方なのです。

合掌 かむながらありがとうございます
菅家 一比古


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【行事案内】
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★平成菅家廊下・翔塾★

「総合人間力」の向上とリーダー育成

■東京 第7回 勉強会

日時:1月24日(火) 18:30〜20:30

会場:神楽坂セミナールーム

参加費:志(3,000円程度) 
懇親会:参加ご希望の方はお申し込みの際お知らせください。

お申込み:美し国事務局まで

★第8回 2月14日(火)

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■名古屋 第4回勉強会
 ★新しい会場です!

日時:1月27日(金)18:30〜20:30
会場:オルクドール・サロン 大名古屋ビルヂング 33階(定員50名)

参加費:志(3,000円程度)

懇親会:参加ご希望の方はお申し込みの際お知らせください。
 
【詳細・申込サイト】
http://kokucheese.com/event/index/441703/

★第5回 2月23日(木)

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【紀元節の禊】
★葉山御用邸裏 一色海岸

日時:2月11日(土・建国記念の日)

集合:午前11時 葉山公園駐車場 
  (神奈川県三浦郡葉山町下山口)

最寄:JR及び京浜急行の「逗子」駅

参加費:3,000円(交通費別)

詳細・申込は美し国事務局まで
posted by 事務局 at 10:18| Comment(0) | 言霊の華

2017年01月10日

言霊の華 第四一一号



『歳(年)神様へのおもてなし』


「月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人なり」…  これは有名な松尾芭蕉の奥の細道の冒頭の一文です。月日は旅人のように容赦なく過ぎて参ります。留どまることを知りません。

二十代の頃の私は、歳月はゆったりと流れていたように思っておりました。ところが三十代に入るとそのスピードが増し、四十代は更に加速し始め、あっと言うまに五十代を迎え、そして還暦を迎えてしまったのです。今では一年の流れの速さにただ戸惑うばかりです。

思えば人生は旅そのもので、旅は起伏、変化に富んでこそ楽しいに違いありません。魂が肉体を借りて経験するのです。楽しい旅もあれば苦しい旅の時期もあります。


ところで神々も旅を続けているのをご存知ですか。スサノオノ命(ミコト)が高天原から追放され、下界を彷徨い出雲にたどり着くのです。日本神話を紐解くと、大国主命の息子神のタケミナカタも天津神の建御雷神(タケミカヅチ)に楯つき、出雲から長野の諏訪まで旅をしながら逃げ延び、遂に建御雷神に屈服するのです。

日本武尊(ヤマトタケルノミコト)は全国平定のため辛い旅路を強いられます。日本神話がそうであるため、その元型、源流に基づいた日本人こそ「旅」は大きなテーマとなります。

伊勢参り、出雲参りの旅、熊野への参詣、四国八十八ヵ所巡り等は日本人の日常の文化でした。そして日本文学を見ると「旅」をモチーフにした夥しい数の文学群。その代表的なものに島崎藤村の「暗夜行路」、川端康成の「伊豆の踊子」「雪国」等々。

在原業平の「東下り」も西行や芭蕉の放浪、山頭火も尾崎放哉も放浪の人生でした。「男はつらいよ」は文学作品ではありませんが、何故あれほどまでフーテンの寅さんが人氣があるのか。寅さんは年中旅ばかりしています。


さて、このところ盛んに「おもてなし」が流行っています。元々「おもてなし」の精神の源流は古く、縄文からあった「客人神(まりょうど)信仰」にあったのです。外からやって来た人をまるで神の使いでもあるかのように扱う。新しい空氣、霊氣、エネルギーを外から来た神様として大切にもてなす。そこが原点となります。

新年がまもなくやって参ります。そこに訪れるのは歳(年)神様です。歳神様と共にお正月を迎へ共に過ごします。月日とは実に神様の旅ではないでしょうか。一年間旅を続け、漸く我が家に辿り着いた尊い存在。

お正月、そういう歳神様を十分におもてなしし、新しい運氣、霊氣、エネルギーを頂いてはどうでしょうか。その一年はきっと神様が我々を、家族を、社会を守って下さるに違いありません。

歳神様と共に過ごすお正月でありますように。


合掌 かむながらありがとうございます
菅家 一比古


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日時:1月24日(火) 18:30〜20:30

会場:神楽坂セミナールーム

参加費:志(3,000円程度) 
懇親会:参加ご希望の方はお申し込みの際お知らせください。

お申込み:美し国事務局まで

★第8回 2月14日(火)
★第9回 3月14日(火)
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 ★新しい会場です!

日時:1月27日(金)18:30〜20:30
会場:オルクドール・サロン 大名古屋ビルヂング 33階(定員50名)

参加費:志(3,000円程度)

懇親会:参加ご希望の方はお申し込みの際お知らせください。
 
【詳細・申込サイト】
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★第5回 2月23日(木)

posted by 事務局 at 17:51| Comment(0) | 言霊の華

2016年12月22日

言霊の華 第四一〇号




『中心霊性に繋がる』


世の中に多くの精神修養団体や宗教サークル、マニアックな会が存在しております。其其(それぞれ)一見素晴らしい教えであり、活動であるかのやうに見受けられます。
私はそれを決して否定をするつもりなど毛頭ありませんが、長いこと禊や神事を行ってきたものとして言えることがあります。それは「中心霊性」であるか否かです。


私は仏教哲学などが好きで華巌経、法華経、道元禅師の「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」等に流れ、展開されている世界はまさに日本の神道の自然観、世界観に通じてやまないものと確信しています。
仏教者であり、学者であった鈴木正三(しょうさん)、鈴木大拙、山本玄峰和尚、紀野一義等々の書物はかなり読み込んで来ました。


ところが鈴木大拙先生の著書「日本的霊性」を読んで感銘を受けていたにも関わらず、思いがけない疑問が頭をもたげてきたのには自ら驚いたものです。
「鈴木大拙先生は神道が分かっていない」と言う疑問です。その想いはその後ユング心理学者の河合隼雄先生の著書十数冊を読みこなしたときも同じでした。


“神道を分かっていない”。それはどういうことかと言いますと、日本の中心霊性が分かっていないと言うことに他なりません。
この偉大な大学者たちをあれこれ批評すること自体僭越で失礼なことだと思いますが、正直に感じたことなのでした。


それでは日本の中心霊性とは一体何か、その中心霊性の本流にあるもが日本国天皇であり御皇室なのです。それこそが日本的霊性、日本的品性を代表しているに違いありません。
御皇室の品性こそ我々日本人が努力し近づかなければならないものなのです。中心霊性にしっかり繋がると自ずと品性が高まります。中心霊性から外れると品性は澱(よど)み、臭みが生じます。


私が宗教団体や教祖、精神指導者が本モノか贋モノかを見極める基準はここにあります。しっかり天津日継(天皇)を戴いているかどうか。
しっかり戴いていると言うことは、中心霊性に繋がっていると言うことであり、それによって品性が高いと言うことなのです。


品性は誤魔化しがききません。その人を、その会を、その団体を支配している霊性圏があるのです。
我々がお伊勢や神社で参拝したり、禊祓や清掃を心懸けることは天津日継に繋り、中心霊性に繋がるのです。
そして品性は高まります。それによりあなたから美しい輝きが現れ、オーラが溢れ、光が放たれるのです。


合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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「総合人間力」の向上とリーダー育成

■東京 第7回 勉強会

日時:1月24日(火) 18:30〜20:30

会場:神楽坂セミナールーム

参加費:志(3,000円程度) 
懇親会:参加ご希望の方はお申し込みの際お知らせください。

お申込み:美し国事務局まで

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■名古屋 第4回勉強会

日時:1月27日(金)18:30〜20:30
会場:オルクドール・サロン 大名古屋ビルヂング 33階(定員50名)

参加費:志(3,000円程度)

懇親会:参加ご希望の方はお申し込みの際お知らせください。
 
【詳細・申込サイト】
http://kokucheese.com/event/index/441703/

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【おもちつき】

日時:12月28日(水) 10:00〜15:00

会場:菅家一比古邸(菅家庵)
   京王井の頭線「久我山駅」北口徒歩5分

会費:大人3,000円程度(要申込)
※お餅だけでなく、食べ物・飲み物をご用意しております。お申込みが多いため、美し国会員を優先し、または美し国会員のご紹介に限ります。
   
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【元旦禊(みそぎ)研修】

日時:1月1日 午前6:00
集合:静岡県下田市 伊豆・外浦海岸

※31日から宿泊も可能
宿泊:臨海荘 静岡県下田市柿崎704-1  0558-22-1686

参加費:宿泊 20,000円程度
   当日集合 6,000円(風呂・朝食付)
※交通費別

申込締切:宿泊希望の方 12月22日(木) 定員あり
     当日参加の方 12月27日(火)


詳細はお問合せください。
posted by 事務局 at 12:52| Comment(0) | 言霊の華