2017年11月16日

言霊の華 第四五五号

『日本に「教え」などなかった理由(わけ)』

二千年前、パレスチナの地でイエスは愛を説きました。それまでこの地は厳しい律法に支配され、戒めを破ったり法を犯した者は容赦なく裁かれ、ある者は石打ちの刑で死に、ある者は十字架上で死にました。

父なる絶対の神を中心とした社会では、「赦し」や「愛」よりも、律法を守ることこそが天国への道であると信じられていたのです。


そこに現れたのがイエスでした。「神は愛なり」と説いた教えは、当時のイスラエルの人々にとって驚きであると共に異端そのものだったのです。

結局イエスは十字架上の露と果てます。しかしその教えは愛の宗教として、キリスト教二千年王国を築くことになります。

世界の多くの国々、人々が「教え」の中に我が身を拘束させられており、この教えが無ければ人々や民族や国々はバラバラであり、混乱の中にあったことでしょう。


仏陀が誕生したインドも、カースト制度の支配下にあり、悲惨な社会状況に人々は喘いでいたのです。

病人は道端に捨てられ、生まれた赤ちゃんは手や足を切り落とされ、乞食として物乞いをしながら一家の食の足しにさせられたのです。そういう中で仏陀は「慈悲」を説きました。

イスラム世界も宗教原理の教義(ドグマ)によって、人々や部族、国家を束ねていかなければなりませんでした。


日本は?と言いますと、そのような「教え」の拘束を全くと言っていいほど受けて来なかったのです。即ち、宗教ドグマ(教義)が存在しなかった。

では日本人の「規範」や「倫理」はどのように定められてきたのでしょう?

それはズバリ、「自然」です。自然のことを日の本の民は「かむながら」と呼びました。

神の流れのままに、拘(こだわ)らない、捉われない、留(とど)まらない。これこそ日本の「和の精神の源流」にあるものです。

拘ったり、捉われたり、留まったりすると、循環システムがストップしたり狂ったりします。

和が急に乱れてしまい、波動が大きく低下するのです。和を乱すこと、即ち循環システムが狂うことを日本では伝統的に「罪」、「穢れ」と捉えてきたのでした。


自然は何の計らいもなく「自(おのず)から然(しから)しむ」であり、古事記の「高天原に成(鳴)りませる神の名は」にもあるように、神御自身も生成発展していることが判ります。

日本人にとって自然は神そのものでした。「自然に学ぶ」「自然に帰る」「自然に順(したが)う」・・・。日本人であれば違和感なくこの言葉はスッキリと入ってくる筈。一神教世界はこうはいきません。自然に学んだり、帰ったり、順ったりしたら大変です。神の逆鱗に触れます。


愛のない所だから愛を説いたイエス。慈悲なき所だから慈悲を説いた仏陀。内乱絶えず、下剋上絶えない所に「仁」「義」を説いた孔子。

日本に教え(ドグマ)などありません。自然こそ神であり、自然こそ教祖そのものでした。自然の営みの中に和を発見し、感じてきた日本人の宗教観に善悪闘争はなく、宗教戦争もありません。

お天道さま、ご先祖さま、世間さま・・・。これが日本人の倫理規範となったのです。なんと素晴らしい国に生まれてきたのでしょう。

合掌 かむながらありがとうございます。

菅家 一比古

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【行事案内】
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★なでしこオピニオンの会

『このままでいいの? 慰安婦問題で貶められる日本』
 〜次世代のために今私たちが出来ること〜

トークショー
★山本優美子(なでしこアクションの会 代表)
★杉田水脈(衆議院議員)


日時:12月11日(月)18:30〜20:30  

会場:神楽坂セミナールーム
 東京都新宿区神楽坂6-42
 神楽坂喜多川ビル5階
(東西線「神楽坂駅」出口1から徒歩1分)

参加費(事前振込):
一般 :    3,000円
美し国会員: 2,000円
当日: 一律4,000円

★懇親会:講演会のあと、希望者で懇親会も行います。(要予約・定員制)

●下記サイトからお申込みください。ご入金をもって申込完了となります。

http://kokucheese.com/event/index/492755/

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★平成菅家廊下・翔塾★
講師:菅家 一比古 美し国代表

「総合人間力」の向上とリーダー育成

■名古屋 第12回勉強会(最終回)

日時:12月13日(水) 18:30〜20:30
会場:ウインクあいち906
    名古屋市中村区名駅4丁目4-38 9階

参加費:志(3,000円程度)

忘年会:会費5,000円程度

申込先:美し国事務局 TEL:03-5227-1778

★申込専用サイト →
http://kokucheese.com/event/index/496503/


posted by 事務局 at 09:53| Comment(0) | 日記

2017年11月09日

言霊の華 第四五四号

『自主独立の国家があってこそ』 

先日、名古屋で久し振りに山田宏(参議院議員)先生と会い、講演を伺うことができました。山田宏先生の話はいつ聞いても魂が揺さぶられます。それは魂で話しているからです。

そこで私も思いました。自主独立国家存続の当り前の条件は「自らの国は自らの力で守る」です。

それが出来なければ、我等の自由も、生活も、平和も、幸せな未来もありません。国防が第一で、それが保障された上での国民生活があるのです。

世界では国を捨て、あるいは失い、多くの難民が路頭に彷徨い、あてのない将来と人生に苦しみ喘いでいるのです。


ヨーロッパ諸国では、当初は難民に寛容で受け入れていたのが、現在では受け入れ拒否の国策に変容しています。国家が崩壊したり、不安定になった場合、豊かな国民生活も、自由も人権も、民主主義もありません。

日本人は未だに戯言(たわごと)に現(うつつ)を抜かし、真剣に国家を守る氣概がありません。

拉致被害者が推定で二百人に上ろうとしているのに、未だその救出すらできていない。北朝鮮による拉致を赦したのは、領土領海を死守するという国家意識が無かったためです。

だから竹島を奪われ、尖閣諸島が脅かされ、もうじき対馬も韓国化されようとしているのです。

北海道の国土は中国資本によってどんどん買い漁(あさ)られており、沖縄もはっきりと狙われております。

どうしてこうなってしまうのでしょう。憲法九条があるからです。これがある限り、自衛隊は国家防衛のための責任ある行動ができないのです。


朝鮮半島の有事の時、在韓邦人の救出のために朝鮮半島に乗り込むことすらできません。ミサイルがどんどん撃ち込まれても敵基地攻撃もできない。

専守防衛であれば敵基地攻撃はごく当り前のことなのです。それなのに現状は、ミサイルを撃ち込まれた後でしか防衛行動に移せないと言う、ぞっとするような現実が待ち構えていることを、どれだけ多くの日本人が理解しているでしょう。


70年続いた平和は日本にとって幸いでした。しかしその間、日本人は魂を失って行ったのです。立志、氣概、国家意識の低下は教育の荒廃を招き、家庭の崩壊、社会の混迷を招いてしまっています。

国に対する誇り、先人達やご先祖への感謝があってこそ、自らに対する誇りと自信が持てるのです。それが無いから、それを教えないから、人々が、とくに若者たちが彷徨うのです。

ハローウィンの狂騒や、SNSを使った犯罪、数々の親殺し、子殺し。児童虐待、老人福祉センターでの虐待、等々。日本が内から崩れていくその姿を天皇、皇后両陛下はどのような思いで見ておられるでしょう。


先ず基本的なことは
「自分の国は自分で守る」
「国に誇りを持つ」
「先人たち及び、ご先祖に感謝」
「自分に誇りを持って自信を持つ」
「常に他者貢献」
「他人(ひと)を先にして自分を後にする」

そのようなごく普通のことをしっかりと自分に言い聞かせ、他者にも伝えて行く。

そのようなネットワークづくりが「美し国、日本蘇り運動」であり、究極は至ってシンプルなものなのです。

合掌 かむながらありがとうございます。

菅家 一比古

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【行事案内】まだお席あります!
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★なでしこオピニオンの会

●「日本蘇りへの提言」

講師:呉善花先生 
  拓殖大学国際学部教授
  なでしこオピニオンの会 顧問

日時:11月13日(月)18:30〜20:30  

会場:神楽坂セミナールーム
 東京都新宿区神楽坂6-42
 神楽坂喜多川ビル5階
(東西線「神楽坂駅」出口1から徒歩1分)

参加費(事前振込):
一般 :    3,000円
美し国会員: 2,000円
当日: 一律4,000円

★懇親会:講演会のあと、希望者で懇親会も行います。(要予約・定員制)

●下記サイトからお申込みください。ご入金をもって申込完了となります。

http://kokucheese.com/event/index/484188/


posted by 事務局 at 09:51| Comment(0) | 言霊の華

2017年11月02日

言霊の華 第四五三号

『異常氣象が日本文化を破壊する』
 
今年も早、晩秋の頃を迎えました。台風が次々と来て日本列島に大雨を降らせ、大きな被害が全国あちこちに起きています。

七月に高温の日が続いたかと思うと、八月に入ると三週間連続雨が降りました。人々は口々に異常氣象と言います。

しかし異常が多く、長く続けば、それは最早異常ではなく日常になってしまいます。その異常さは日本の四季の色彩に大きな影響を与えるのです。

秋は京都嵐山の紅葉が大好きで、毎年のように見学に訪れていました。それが10数年前から美しい紅葉が見られなくなったのです。


同じように福島県の中央部に聳えたつ安達太良山(あだたらやま)もそうでした。安達太良山の紅葉に魅せられた私は、やはり毎年のようにお山登拝にでかけ、見事なその姿に固唾(かたず)を飲んで、時間が止まったような体験を毎回していたのです。

ところがある年、あの見事な紅葉がどこかに行ってしまったかのように、山は変容していたのです。鮮やかな赤や黄色は出ておらず、葉っぱは茶褐色で、まるで枯死したかのようでした。

地元の私の門下生の渡部友紀さんに聞いたところ、あまりの夏の高温で葉っぱが灼(や)けてしまったためとのこと。

京都の嵐山もそうだったのです。夏のある日、京都上賀茂神社を参拝した時、あまりの暑さに目まいを起こし、お店の前に立っている温度計を見たら39度でした。日本全体が高温化しています。


10年程前、私が北海道の自分の郷里に墓参りに行った時のことです。高校時代までいた私の釧路は、真夏でも決して30度を超えたことがなく、せいぜい暑くて25度程度でした。夏でもストーブを焚くことがしばしばありました。

それが、久し振りに訪れた我が郷里は日中31度に達し、夜になっても氣温が大きく下がりません。汗だくだくになりながら日本の温暖化現象を身近に感じていたのです。

私の郷里はお店でもレストランでも一般家庭でもクーラーなどありません。だから大変だったのです。


ところで、日本の四季がもたらした自然美は多くの芸術と文化、伝統を生み育んできました。和歌、俳句、源氏物語をはじめとする古典文学、日記文学、随筆、屏風、襖絵、着物等々、全てに自然美が描かれています。

近代文学に至っても、森鴎外や夏目漱石、川端康成、三島由紀夫、谷崎潤一郎をはじめとした作家たちに影響を与え続けてきたのは自然美だったのです。中でも四季の美しさこそ、日本人の情緒、情感を生み育んだ中心のものであったのです。


地球温暖化は日本文化に破壊的打撃をもたらすと共に、異常氣象は日本人の精神や霊性にも異常をもたらしてしまうのです。ただ美しい日本の自然よ永遠なれと祈るばかりです。

日本は歴史始まって以来の危機に直面していることに氣づくべきです。

合掌 かむながらありがとうございます。

菅家 一比古

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【行事案内】
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<名古屋> 残り数席!

【美し国中部設立5周年記念大会】
〜先人たちの熱き思いを我が胸に〜

★アルピニスト 野口健
★衆議院議員  杉田水脈
★美し国代表  菅家一比古
★光ヶ丘女子高等学校 ダンス部

日時:11月10日(金) 18:00〜22:00  (受付17:30〜)
   ★懇親会付
   
会場:エルダンジュ名古屋
   名古屋市中村区名駅南4-1-3
   (名古屋駅から徒歩10分)
参加費:
美し国会員  8,000円
一   般 10,000円
(要申込・事前振込)

★若干お席がございます。
 先約順に承ります。

お申し込みはこちらから⇒
http://kokucheese.com/event/index/480343/

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★なでしこオピニオンの会

●「日本蘇りへの提言」

講師:呉善花先生 
  拓殖大学国際学部教授 なでしこオピニオンの会 顧問

日時:11月13日(月)18:30〜20:30  

会場:神楽坂セミナールーム
 東京都新宿区神楽坂6-42
 神楽坂喜多川ビル5階
(東西線「神楽坂駅」出口1から徒歩1分)

参加費(事前振込):
一般 :    3,000円
美し国会員: 2,000円
当日: 一律4,000円

★懇親会:講演会のあと、希望者で懇親会も行います。(要予約・定員制)

●下記サイトからお申込みください。ご入金をもって申込完了となります。

http://kokucheese.com/event/index/484188/

posted by 事務局 at 09:45| Comment(0) | 言霊の華