2021年04月14日

言霊の華 第六二三号

『日本、それは世界の防人(さきもり)』

以前、言霊の華で「日本は世界で最も稀に見る謙虚な国民性」と述べたことがあります。その源流は、自然祭祀にあるとも述べました。自然に随(したが)う、自然に学ぶ、自然に帰る。日本人は常に「不自然」を嫌います。

日本人が神社などで祈る時、清き明かき直き心、即ち清明正直な心の自分に帰るのです。神の前に恥じない、ご先祖の前に恥じない自分を取り戻すのです。

昭和天皇様は終戦後、「日本が敗れたのは、本来絶対平和、調和の中心である伊勢神宮で戦勝祈願したことが天照大神の大御心に適っていなかったからではないか」と側近に語られたとのことです。このように上は天皇から下は庶民に至るまで、神の前に愛と調和、感謝と謙虚が求められたのでした。

しかし世界の諸国、とくに一神教世界は違いました。ヒトラーは熱心なカトリック教徒です。マックス・ピカートはドイツに生まれ育ち、学んだスイスの医師であり、思想家、哲学者です。彼は第二次大戦後「われわれ自身のなかのヒトラー」を世に著します。

大戦中ドイツ国民の98%がナチス・ヒトラーを支持し、多くの国民がユダヤ人迫害に加担したのです。ホロコースト、ジェノサイドはナチスドイツだけの仕業ではなく、ドイツ国民挙げての行為でした。皆キリスト教徒です。

アウシュビッツではよく音楽会が催され、ユダヤ人の音楽家に演奏させ、ナチスの党員、家族、関係者はその音楽に感動し涙していました。しかし、窓の外にはガス室に送り込まれるユダヤ人の行列が行進していたのです。

米国第三代大統領トマス・ジェファーソンは南部の荘園主であり、大富豪であり、百人以上の黒人奴隷を支配し、黒人女性にたくさん子どもを生ませたと言われます。そのジェファーソンの書いた独立宣言には、「我々は次の真理を自明なものと考える。すなわち、全ての人間は、平等に造られている。彼らはその造物主によって、一定の譲りわたすことのできない権利を与えられている・・・」とあります。

全ての人間の中に黒人は入っておらず、白人だけを指していました。ジェファーソンは黒人が鞭打たれ悲鳴を上げる中、この独立宣言を書いていたのです。リンカーンはゲティスバーグの演説で有名な「人民の人民による人民のための政治」と訴えましたが、その人民の中に黒人は含まれていません。

米国では以前、白人と黒人の恋愛や結婚は禁じられており、犯した者は罪となり罰せられていましたが、1967年の最高裁判決後、2000年のアラバマ州を最後に、漸く全米でその法律(異人種間結婚禁止法)は撤廃されたのです。

第二次大戦中アメリカ国内で世論調査が行われ、約13%の人々が「日本人を全員殺害するべきだ」と答えました。世論調査にそのような設問があったこと自体が異常です。世論調査はドイツについても行われましたが、そのような設問はありませんでした。日本人も人間として認められていなかったのです。

トルーマン大統領は原爆投下について、「動物(日本人)に対して動物として扱うべきだ」と言いました。現在、アメリカ国内も世界も多くの黒人が活躍しております。タイガー・ウッズもテニスでチャンピオンだったウィリアムズ姉妹も、はたやオバマ前大統領もそうです。

元を正せば、その起因は日本の先の大戦にあるのです。アジア諸国は次々に独立し、その波がアフリカ諸国を生む結果となり、それによって多くのアフリカ諸国の大使館がアメリカを始め世界に誕生しました。

アメリカではそれまで、ホテルもレストラン、プール、トイレ、テニス、ゴルフ等々全てに至るまで黒人を寄せつけていませんでした。しかし、多くの黒人を始め有色人外交官がやって来るようになったため、そうは行かなくなったのです。

大東亜戦争は単にアジアの解放だけではなく、黒人を始めとする有色人種の解放へと繋がって行く結果となりました。御英霊たちこそ、正に世界の防人(さきもり)であり、その使命を見事に果たされたのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古
-------------------------
≪4月イベントのご案内≫
-------------------------
【美し国経営者連盟 第21回定例会】

山田宏氏講演会
『21世紀の経営者に求められる窮地を乗り越えるための原理原則』

講師:山田宏
参議院議員・元杉並区長

☆日時:令和3年4月19日(月) 19:00〜

☆会場:美し国 神楽坂セミナールーム
東京都新宿区神楽坂6丁目42 神楽坂喜多川ビル5F
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event210419

-------------------------
≪5月イベントのご案内≫
-------------------------
日本の理念と心を学ぶ 菅家廊下「翔塾」
【かむなおひ講座】

<研修テーマ>
宇宙摂理と日本の使命

講師:菅家一比古 堀内明日香

☆日程:令和3年5月29日(土)〜5月31日(月) 2泊3日
  名古屋会場

☆詳細は、美し国事務局までお問合せください。

=============
【お申込み・お問合せ】
美し国 事務局
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
TEL:03-5227-1778
FAX:03-5227-1772
mail@umashikuni.co.jp
http://www.umashikuni.co.jp
posted by 事務局 at 19:27| Comment(0) | 言霊の華

2021年04月07日

言霊の華 第六二二号

『無償の愛を知れば、人生は変わる』

お釈迦様は前世で、飢えた虎にその身を投げ与えた「捨身」と言う行為の縁に拠って、仏陀として生まれたと言われております。コーサラ国の王子として生まれた仏陀でありましたが、母摩耶夫人は仏陀を出産して一週間後に亡くなります。そして摩耶夫人の妹、即ち叔母によって育てられます。

王国の期待を一身に背負わされたシッダールタ(出家前の名前)は、二つの専用宮殿、贅沢な衣服、世話係、多くの召使い、家庭教師等を与えられ、何一つ不自由の無い贅沢な宮廷生活を送っていました。それにも関わらず、一向に心が晴れない日々が過ぎて行くのです。

突然塞ぎ込んだり、悩み苦しんだりと、決して心は幸せなんかではありませんでした。何不自由の無い環境を与えられていながら、どうして心が満たされないのか。ある日のこと、シッダールタは城から抜け出し城外を歩きます。

道端には死人や病人が捨てられ、乞食が多勢溢れているのを見てしまいます。耐えられなくなり、戦(おのの)きながら大急ぎで宮殿に逃げ帰って来ます。それからというもの、益々シッダールタの苦悩は深くなるばかりでした。

見かねた父国王は、まだ十六才の息子の王子に嫁を娶(めと)らせます。そして男の子ラフラをもうけました。しかしそれでもシッダールタの苦悩は晴れず、とうとう王宮栄華を捨て、妻子までも捨て、出家してしまいます。

何故そこまで苦悩が深かったのか。仏陀の心の中に一貫して流れていたものとは一体何か。きっとそれは、「母の命と引き替えに私が生まれた」と言う想いだったに違いありません。「母の命の犠牲の上に私が存在している」と言う想いが続いていたのです。

母の無償の愛の犠牲に因り、私は存在している。私は仏陀のこの部分を語る時、必ず芥川龍之介の「杜子春(とししゅん)」を思い出します。父母に早くから死なれ一人ぼっちだった杜子春は、ある日洛陽の城門に一人淋しく寄りかかっていました。

そこに仙人が馬車で通りかかり声をかけます。天涯孤独だった杜子春に「日が沈みかかる頃、お前の影が大きくなったその頭の部分を掘ってみよ。」と。 言われた通り、頭の部分を掘り起したところ、金銀財宝がザクザクと出てくるではありませんか。

杜子春は、いきなり都で一番の大金持ちになります。しかしその栄華も三年程で財産が尽き、人々は杜子春から遠ざかり、また一人ぽっちの孤独な杜子春に戻ってしまいます。そしてポツンと城門に寄りかかっているところにまた仙人が通りかかり、今度は胸の辺りを掘ってみよと言います。

またまた杜子春は洛陽一の大金持ちとなりますが、それも三年程で終わり、再び洛陽の城門に一人淋しくしているところに仙人がまた通りかかります。今度は「腹の部分を」と言いかけた時、杜子春は「もう結構です。お金も財宝も要りませんから、仙人のあなたの弟子にさせて下さい」と頼みます。

弟子の修行の第一番目に無言の行をするのです。「どんなことがあっても喋ってはならない」。杜子春に苛酷な試練が襲いかかって来ますが、杜子春はそれを守り抜きます。

最後に顔は母の顔、体は馬の体になっている母が、杜子春の前に引き出され鞭でビユンビュン打たれ、息絶え絶えになりながら言いました。「杜子春喋らなくていいのよ。母はあなたの幸せのことだけいつも想っていますからね。」

杜子春は思わず駆け寄り、顔を手で抱き上げ泣きながら「お母さん!」と叫んでしまいます。その瞬間、再び杜子春は洛陽の城門に立っていました。そこに仙人が現われ、「杜子春、仙人になる道の厳しさが判っただろう」と言います。

しかし杜子春は応えました。「ハイ、でも私はもう何も要りません。今でも母が私のことを想い、見守ってくれていることを知ったからです」と。仏陀も杜子春も、無償の愛によって生かされていることを知ったのです。

75年前、若者たちをはじめとする英霊たちは、後世の人々に無償の愛を示されました。今でも生きて私たちの幸せ、日本の平和を見守り続けておられます。御英霊たちの命の引き替えで、私たち日本人が存在できているのだと言うことを決して忘れてはならないのです。そうすれば、もっとましな日本になるでしょう。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古
-------------------------
≪4月イベントのご案内≫
-------------------------
【美し国経営者連盟 第21回定例会】

山田宏氏講演会
『21世紀の経営者に求められる窮地を乗り越えるための原理原則』

講師:山田宏
参議院議員・元杉並区長

☆日時:令和3年4月19日(月) 19:00〜

☆会場:美し国 神楽坂セミナールーム
東京都新宿区神楽坂6丁目42 神楽坂喜多川ビル5F
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event210419

-------------------------
≪5月イベントのご案内≫
-------------------------
日本の理念と心を学ぶ 菅家廊下「翔塾」
【かむなおひ講座】

<研修テーマ>
宇宙摂理と日本の使命

講師:菅家一比古 堀内明日香

☆日程:令和3年5月29日(土)〜5月31日(月) 2泊3日
  名古屋会場

☆詳細は、美し国事務局までお問合せください。

=============
【お申込み・お問合せ】
美し国 事務局
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
TEL:03-5227-1778
FAX:03-5227-1772
mail@umashikuni.co.jp
http://www.umashikuni.co.jp
posted by 事務局 at 11:48| Comment(0) | 言霊の華

2021年03月31日

言霊の華 第六二一号

『お伊勢が物語る日本女性』

お伊勢の参拜と五十鈴川の禊が、例年どおり無事斎行されました。お伊勢参りの度に思うことは、何故外宮が500年後(内宮ご鎮座から)に造営されたのか。しかも内宮と同格に近い形で。

第10代崇神天皇の時代、それまで宮中(皇居)で祭祀されていた天照大神はその霊威の強さ故、特別の神殿をつくり祭祀することになりました。そして選ばれた地が奈良県三輪山の麓、笠縫邑(かさぬいむら)の檜原でした。

ここがお伊勢の第1号であり、そこから21番目の地が現在のお伊勢となったのです。檜原の第1番目のお伊勢の時、天照大神のお傍にお仕えしたのは、崇神天皇の皇女(ひめみこ)、豊鍬入姫命(とよすきいりひめのみこと)です。

笠縫邑の檜原では33年間祭祀され、それから丹後の吉佐宮(現、籠(この)神社)へと移動し、約4年間も滞在します。その後から第11代垂仁(すいにん)天皇の皇女倭姫(豊鍬入姫命の姪)が後を継ぎ、各地を転々と移動し、現在のお伊勢に落ち着くのです。

そして第21代雄略天皇の夢に天照大神のお告げがあり、丹後の地から豊受大神を招き祭祀するようにと言われ、外宮が造営されます。それは内宮ご鎮座から500年後のことでした。

伊勢神宮の斎王(斎宮・いつきのみや)は、代々皇女が務めます。それに外宮の豊受大神も女神です。天皇の皇女が斎王を務めたのは、他にも例があります。それは京都の賀茂神社です。400年続きます。

日の大神や大切な神に女性や、または女神が巫女(みこ)の如く何故お仕えしなければいけなかったのか。外宮の豊受大神は五穀豊穣の神で、朝夕、天照大神に御饌(みけ・食事)をお世話します。そして斎宮も常に大神のお傍にお仕えしています。

世の中で最も高貴な女性が大神、または神にお仕えするのです。それは神の霊威や神徳、恵みを地に降ろし、五穀豊穣、平和と安らぎをもたらす為です。古代より日本女性はシャーマン(巫女)でした。

天照大神は高天原にやって来たスサノオ命に野心がないか、須佐之男(スサノオノ)命と誓約(うけい)をし、五柱の神を生みます。天忍穂耳(アメノオシホミミノ)命、天穂日(アメノホヒノ)命、天津日子根(アマツヒコネノ)命、活津日子根(イクツヒコネノ)命、熊野久須毘(クマノクスビノ)命です。

五柱の神に稲穂の穂、お日さまの日、草木の根っこの根が表わされています。やはり五穀豊穣の象徴です。女性の力とは、生み育てる力と言っても良いでしょう。

古(いにしえ)より、日本の政治は祭祀が常に上位にあり、中心でした。その祭祀権こそ女性が担い、行政権は男性が担っていたのです。現代でも神棚のお世話や仏壇、お墓のお世話を女性が担当する家庭が多いのはそのためです。

日本女性は「祈りの性」と言えるでしょう。私の知らないところ、氣付かないところで祈ってくれた人がいた。涙を流してくれた人がいた。だから私は知らず知らずに浄化され、生かされて来たのです。

母の祈り、妻の祈り、それは天照大神様の祈りなのです。だから日本は、今日まで滅びずに来れたのです。世界の宝 日本女性に弥栄!

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古
-------------------------
≪4月イベントのご案内≫
-------------------------
【美し国経営者連盟 第21回定例会】

山田宏氏講演会
『21世紀の経営者に求められる窮地を乗り越えるための原理原則』

講師:山田宏
参議院議員・元杉並区長

☆日時:令和3年4月19日(月) 19:00〜

☆会場:美し国 神楽坂セミナールーム
東京都新宿区神楽坂6丁目42 神楽坂喜多川ビル5F
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event210419
=============
【お申込み・お問合せ】
美し国 事務局
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
TEL:03-5227-1778
FAX:03-5227-1772
mail@umashikuni.co.jp
http://www.umashikuni.co.jp
posted by 事務局 at 16:23| Comment(0) | 言霊の華