2018年06月28日

言霊の華 第四八五号

『「完全自己滅却性」と日本人』          
       
昔から日本には「損して得とれ」と言う言葉があります。利他の精神に生きることを日本人は美徳としてきました。

しかし「損して得とれ」には打算が見え隠れしているように思われてなりません。本モノの一流人はひょっとして「損して損する」ことを厭(いと)わない人たちなのかも知れません。一切の打算なし。


現在(いま)NHKの大河ドラマ「西郷どん」が放映されています。以後、西郷さんと呼びます。西郷さんは幕府に指名手配された京都清水寺の管長、住職であった月照上人を連れ、薩摩に逃れます。勿論、西郷さん自身も指名手配の身であります。

西郷の助命嘆願の条件は、月照上人を自ら(西郷さん)その手で殺害することでした。西郷さんはそのような条件を受け容れることなど絶対できる訳がありません。錦江湾(鹿児島)に船を浮かべ、斬らねばならない月照上人を抱き抱え、もろとも海に入水します。

しかし西郷さんは一人、助かってしまいます。一週間以上も生死をさ迷いながらも遂に息を吹き返しました。そしてその後、奄美大島に流されます。先ずこれが第一の死の体験で、この時一度死んだのです。


そして二度目の死は、島津久光の命に背いた罪で切腹はなんとか免れたものの、重罪人として今度は沖永良部島(おきのえらぶじま)に流されます。海に面した雨風吹きさらしの牢に閉じ込められ、遂に死が間近に迫りました。

意識を失くし死を迎えた西郷さんを、牢役人は藩の掟を破り、村人と力を合わせ助け出し家に運び込み、ここでかろうじて息を吹き返し、生き返ります。

この沖永良部での西郷さんは、はっきりと死を選んだと思われます。しかし天は召しませんでした。西郷さんは二度死んだのです。それは「完全自己滅却」。


とくに沖永良部での西郷さんの吹きさらしの中での座禅、瞑想は死を覚悟してのもの、死に向かってのものでしたから、高僧たちの千日回峰行等の難行苦行にきっと匹敵していたものに違いありません。

この二度の死の体験を通して西郷さんは「霊魂(みたま)そのもの」になったと言ってよいでしょう。

怖れるものは何も無くなったのです。完全自己否定。それは「損して得とれ」などと言う生半可なものではありません。マイナス×マイナスなのです。それはプラスに転じます。

西郷さんに限らず、日本の精神的風土には常にこのような「自己滅却性」が伴います。


欧米は「個の主張」ですが、日本は「没個我」なのです。先の大戦での神風特攻隊の姿にはっきりとこの自己滅却性が現われていました。英霊たちは自己滅却することで日本と云う生命の大海原に帰一したのです。

即ち、日本と云う理念生命に帰結することにより、日本の自然の中や、我々子々孫々の魂の中に生き続けていると言ってよいのです。


良寛和尚の辞世の句を紹介します。

形見とて何を残さん 春は桜 夏ホトトギス 秋は紅葉(もみじば)


西郷さんの人生の真実は当時の西洋合理主義者たちには到底解らなかったでしょう。あの司馬遼太郎も解りませんでした。文学者、歴史学者の限界です。

西郷さんの本質は宗教でのみ捉えられるのであって、次元が違うのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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2018年06月21日

言霊の華 第四八四号

『傲慢な文明(人間)は滅びる(その二)』 
  
下坐行の人は世の中がよく観えるはずです。お掃除の会で有名なイエローハットの創業者、鍵山秀三郎先生は下坐行に徹して来られました。だから世の中がよく観えたのです。

禊をはじめとする下坐行の人々は、常に「謙虚」という原点に立ち返れる。「生かされて生きるいのち」を知っている人達に違いありません。

菅家廊下で学んでいる中心メンバーの間では「禊」の熱が凄いのです。自ら率先して積極的に禊に取り組み、仕事の業績もどんどん伸ばしています。禊とは思いっきり謙虚になることだと言えるでしょう。


「失(喪)うことは得ること」だと前回述べました。現在の日本を見ていますと、「傲慢、ここに極まれり!」と叫びたくなります。魂や良心、良識、道徳心、謙虚さ、愛国心はどこに行ってしまったのか。

そろそろ天からの直接の禊が下される時が近づいております。天から直接下される禊は過酷を極めます。日本は現在(いま)何かを失わないと氣が付かない状況にあるのです。


先の大戦で多くのいのちが犠牲となりました。それによって日本は存続し繁栄を極めました。しかし戦後70年の間に最も大切なものが忘れ去られてきたのです。

それは「生かされて生きるいのち」「国家のいのち」「御恩と感謝」即ち謙虚さです。


我々は天から禊がれる前に我々の団結と努力で少しでも禊をし、大難を中難に、中難を小難に変えなければならない責任と義務があるのです。

日本人が、あるいは世界人類が理念破壊にこれ以上突き進んで行くのだとしたら、宇宙の大いなるものから鉄槌(てっつい)が下されるのは必至でしょう。


この大自然界の中で人間が創造したものは何一つありません。水も空氣も土も光も、全てが神(大自然)からの賜り物なのです。

我々は例外なく全て、「生かされて生きるいのち」なのであって、自然の秩序、法則に反した生き方をしていると、必ずケミカライゼーション(自壊作用)を引き起こすようになっているのです。

それが宇宙の法則であって、その観点でいくと現在の近代文明は遠からず終焉を迎えることでしょう。


性的マイノリティ(LGBT)もジェンダーフリーも男女共同参画も全てが宇宙秩序、大自然生命の秩序に違反しているように思えてなりません。それは理念破壊と言うべきもの。

親の子殺しや虐待死、子による親殺しの横行。現代人の「性」の暴走、ネットでの犯罪。堕落しきったソドムとゴモラを、神は全て焼き払い消滅させました(旧約聖書)。

そして日本が滅びることなく存続するためには、日本の「原則性」を守る必要があるのです。それは「日本を顕(在)らしめてやまないもの」とは何かを知り、守り抜くことです。それを怠った時、国は滅びます。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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締切:7月2日(月)

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2018年06月15日

言霊の華 第四八三号

『傲慢な文明(人間)は滅びる(その一)』                  


宝塚歌劇団や阪急グループを創設した小林一三翁が地方出張に行った折の話です。近くの温泉宿に、関西で成功を遂げた親しい経営者夫婦が長期滞在しているとのこと。それを知った小林一三翁は早速連絡を取って、その宿を訪ねました。


成功者として有名な企業家のことだから、さぞかし立派な旅館だと思って訪ねたところ、何とそれはみすぼらしい古い安宿を思わせるような旅館でした。仲居さんに案内され通された夫婦の宿泊しているその部屋は薄暗く粗末なものです。


驚いた小林一三は尋ねました。「貴方程のような成功を収めた方が何故、このような質素な宿にお泊りになっているのか」と。


その事業家曰(いわ)く「私どもは今日迄、大変に人様のお力や、神仏のお力を頂き、あまりにも運が良かったとしか思えません。このように一年に一回、夫婦で質素な宿に長期泊り、自らの心の垢を取り除き、御恩に感謝し、お互い自らを見つめ直しているのです」。小林一三翁は深い感銘を受けたと述懐しています。


成功や順調、幸せの絶頂に居る時、忘れがちになっているのが「御恩」と「感謝」です。当り前と思っている日常の中に身を置いていると、自分を見失いがちになるものです。


そこで人間は人生に付きものの「喪失感」を天から与えられます。失った時、有(在)ることに氣づくためなのです。「失う時は得(う)る時」。病氣をするのは健康のありがたさを知るためです。貧乏するのもお金や、人の親切、人情の大切さを知るためです。


子どもの悩みを抱えている親は子どものいない夫婦にとって贅沢な悩みに聞こえます。夫がいる、妻がいる、子どもがいる。それは当り前なのではありません。「いる」のではなく「いてくれている」のです。「会社が有(在)るのではなく、会社が有(在)ってくれている」が正しいのです。


私の倅(せがれ)がまだ幼い頃から「生まれて来てくれてありがとう」と言い続けています。その時、息子は嬉しそうににっこりと笑います。家族だけでなく、会社の社員たちも会のメンバーの方々も共同体の一員に対しても「生まれて来てくれてありがとう」と心の中で呟き、合掌するのです。


私は禊(みそぎ)をさせて頂いております。禊は思いっきりの、最大の「下坐行」と心得、禊をしながら家族のこと、会社のこと、会(美し国、なでしこオピニオン、菅家廊下)のこと、日本、世界の光明化、天皇、皇后両陛下、御皇室の弥榮、そして自らの反省をし、亡くなった会の方々の鎮魂供養を祈り続けております。


禊はその瞬間一度死んでいると位置付け、新たに生まれ変わる儀式と捉えます。禊を通して全てが観えてきます。


合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

後半は、次号につづきます。

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講師:倉山満先生(憲政史研究者)
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日時:7月9日(月) 18:30〜20:30 (受付18:00〜)

会場:神楽坂セミナールーム (東西線「神楽坂駅」1出口より徒歩1分)
    東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階

参加費:【事前振込】

セミナー:一般 3,000円 / 美し国会員:2,000円

懇親会:6,000円。限定20名。要予約。

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締切:7月2日(月)

【当日受付】一般 4,000円 / 美し国会員:3,000円


posted by 事務局 at 10:24| Comment(0) | 言霊の華