2018年12月27日

言霊の華 第五一一号

言霊の華 第五一一号

『天皇陛下の祈りと涙に生かされて』

十二月二十三日の天皇誕生日で八十五才になられた天皇陛下は、御会見で何度も声を震わせ涙を堪えておられるようでした。昭和天皇陛下の時もそうでした。御在位六〇周年の奉祝祝賀会では両目から涙が頬を伝っていたのです。

それを私は写真週刊誌で見て号泣したのです。どれだけお辛い道のりだったか。その涙の立体的意味を知った私は「昭和陛下に謝りたい」と強く思ったのです。そして決意した私は昭和陛下に誓いました。恩返しの為にも「美しい日本の再建」をと。

それからお命日の一月七日は武蔵野御陵参拜を欠かしたことはありません。私にとって昭和陛下の武蔵野御陵参拜は、原点に戻れる大切な聖地であり時間なのです。


愛には「復元力」が伴います。どんなに人間が馬鹿をやっていても横道に逸れていたとしても、母や親の涙と祈りによって必ず元に戻ると言う法則性があるのです。それが「愛の復元力」と呼ばれているものなのです。

昭和陛下、今上陛下は日々我々の為に祈られていたのです。思われていたのです。即ち、我々は愛されていたのでした。それを知った私は、だからこそ、美しい日本の再建のため立ち上がったのです。


愛への氣づき。氣づいた人は実に強い。欲から切り離され、捨て身でかかって行きます。それはイエスと弟子たちの関係もそうでした。イエスの生前、弟子たちは実に愚かであり弱虫でした。とうとうマクダラのマリア以外の弟子たちは師イエスを裏切ります。

しかし、十字架上のイエスは息絶え絶え神に取り成します。

「主よ、主よ、彼らを赦したまえ、彼らは何も知らないのです」と。

その姿を三時間にも及び、泣きながら見続けて来た母マリアとマクダラのマリアが、ホームで肩を寄せ合い怯えていた弟子たちに一部始終を伝えます。


てっきり主イエスは自分たちのことを怨み、呪(詛)い続けて死んで逝ったに違いないと思い込んでいた弟子たちに驚きが生じます。そして氣づきが生まれます。

「我々は主イエスから愛されていた、祈られていた」と。

そして愛への氣づきが弟子たちを一変させます。

死を怖れないほどの強い弟子たちへと変貌を遂げるのです。十二弟子の内「ヨハネによる福音書」のヨハネ以外十一人の弟子は、いずれも皆殉教します。そしてそれによってキリスト教が世界宗教として今日あるのです。


今上陛下の咽(むせ)ぶような会見を聞いて心ある日本人なら感じた筈です。「今上陛下に申し訳ない」と。今上陛下はどんなに国民第一で考え、思われ続けてこられたか。

「平成」とは名ばかりで、最初から最後までそれは「茨(いばら)の道」だったのです。今上陛下、昭和陛下に限らず「天皇の道」とは皆そういうものなのです。ヨーロッパ王朝との決定的違いは国民一人ひとりの痛み、怒り、悲しみ、辛苦がその心身を透過し不二一体となり、同魂、同苦となられることです。

「天皇は神聖にして侵す可からず」は誤りで、天皇は神聖だからこそ侵され続ける御存在なのです。キリストの愛のように。如来の誓いのように。いえ、それ以上なのかも知れません。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古


【事務局より】

会報誌『美し国・平成31年新春号』が完成しました。会員の皆様には年内に発送致します。

来年はいよいよ御代替わりを迎えます。ご皇室にとって、日本にとって重要な年になります。
皆様にとっても素晴らしい年になりますよう、事務局一同お祈り申し上げます。
弥栄!

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◆まだ間に合います!

【イベントのご案内】

★おもちつき★
12月28日午前10時から、杉並区久我山の菅家代表の自宅にて、お正月にお供えする鏡餅を搗きます。参加者にはお土産もございます。

参加費:男性4,000円 女性3,000円 高校生以下無料


★元旦禊★
元日午前6時30分から南伊豆の弓ヶ浜で行います。

★歳旦祭★
元日午後4時より、杉並区久我山の「みすまるの宮」(菅家宅)にて年初の祭事を行います。その後新年会もございますので、お時間ある方はぜひご参列くださいませ。

参加費:美し国会員8,000円 一般10,000円


★昭和天皇御陵参拝★
1月7日(月)13時、武蔵陵入口付近に集合
(京王高尾駅・JR高尾駅北口から徒歩約15分)
解散は14時30分頃

詳細については美し国事務局にお問合せください。


★12月28日〜1月6日まで事務局は不在となります。


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2018年12月19日

言霊の華 第五一〇号

『神と共に生成発展する国日本』

日本の「和」は英語で言うハーモニーともマイルドとも違います。それは産霊(ムスヒ・結び)が必ず伴い、生成発展をもたらします。生成発展、成長のない「和」は本来、日本の「和」ではありません。

古事記に書かれている「高天原に成りませる神の名は」とあるように、神ご自身も「成る」即ち生成発展しているのです。


天之御中主(アメノミナカヌシ)から始まってタカミムスヒ、カムミムスヒ、ウマシアシカビヒコジ、アメノトコタチ。この神々は単独神としておられ宇宙創生の基礎を成す神々で、別天津神(ことあまつかみ)と言います。

宇宙創生の基礎とは産霊(ムスヒ・結び)の原動力であり、陰陽調和をもたらすものです。これによって、次から生まれる神々は全てが陰陽調和の対(つい)になっています。

そしてイザナギとイザナミが誕生して、この地球(於能基呂島・おのごろじま)をつくり、大八洲(おおやしま・日本列島)を生むのです。即ち陰陽調和のエネルギーの霊的磁場こそが日の本なのだと言えます。


神社の総本山とも言うべき伊勢神宮の「イセ」の言霊の意味は「妹背(いもせ)」のことであり、愛する女性(妹)愛する男性(男背)の結合を言います。それによって新生命の誕生、新価値の創造が行われます。

日本の霊的磁場の中心が「お伊勢」であるのは宇宙摂理(法則・秩序・システム)の体現であり、真理なのです。

全国に約十万社近くも神社が存在するのは、そこが産霊(ムスヒ・結び)の拠点である証明だと云えるでしょう。神道や神社には宇宙摂理、法則、システム、秘儀が封印されているのです。


古来より伝承される「禊祓行(みそぎはらい)」はこの宇宙摂理を解き明かすために欠かせません。自らの魂の扉を啓くため禊をします。魂の扉は宇宙の扉であり、魂は全てを知っていて、魂こそ宇宙そのものでしょう。

産霊(ムスヒ・結び)のエネルギーは神と人間、自然と人間、人間と人間の調和によってもたらされます。祭祀はそのためにあるのです。祭(祀)りとは「間釣(まつり)」であり、調和とバランスを計るために全国で祭祀が展開されているのです。

生成発展のエネルギーは天皇の宮中祭祀、とくに最も重要とされる十一月二十三日の新嘗祭やその他数多くの祭祀によってもたらされているのです。


欧米を始めとする一神教世界はこうは行きません。主張、闘争、競争に明け暮れ、産霊のエネルギーは生まれず、人々は疲れ果てて行きます。

日本と云う国は、まことに持ってポジティブな光明思想国家と云えるでしょう。日の本の神さまは常に「生成発展しなさい」「成長しなさい」と願っており、メッセージされているのです。

産霊(ムスヒ・結び)の国日本に生まれたことのありがたさをしみじみ感じてなりません。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【イベントのご案内】

★おもちつき★
12月28日午前10時から、杉並区久我山の菅家代表の自宅にて、お正月にお供えする鏡餅を搗きます。参加者にはお土産もございます。

参加費:男性4,000円 女性3,000円 高校生以下無料


★元旦禊★
元日午前6時30分から南伊豆の弓ヶ浜で行います。

12月31日に現地近くで前泊も出来ます。宿泊希望者はお早目にご連絡ください。一緒に年越しをしましょう!


★歳旦祭★
元日午後4時より、杉並区久我山の「みすまるの宮」(菅家宅)にて年初の祭事を行います。その後新年会もございますので、お時間ある方はぜひご参列くださいませ。

参加費:美し国会員8,000円 一般10,000円


★昭和天皇御陵参拝★
1月7日(月)13時、武蔵陵入口付近に集合
(京王高尾駅・JR高尾駅北口から徒歩約15分)
解散は14時30分頃

詳細については美し国事務局にお問合せください。


★12月28日〜1月6日まで事務局は不在となります。

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2018年12月13日

言霊の華 第五○九号

『菅家廊下で学ぶ「一流」とは(その2)』

何故、裏千家、表千家が続いているのでしょう。お花(華道)の世界もそうです。その他、伝統芸能は家元を中心とした組織が延々と存続しております。

茶道の世界は千利休の「わび」「さび」の美的感性が遂に秀吉の絢爛豪華に打ち勝ち、切腹と同時に後世にその魂が復活したかのように受け継がれたのです。


仏陀もキリストもその弟子たちに魂を入れ、今日、世界宗教として巨大組織が存在しています。それでは世界最古の王朝国家日本は、どうして存続することができたのでしょう。一体誰が魂をこの日本に入れたのか。

それは天皇陛下の宮中祭祀だったのです。天皇陛下自ら古式装束に身を固め行われる宮中祭祀は、年三十回を超えます。我々日本人はこの宮中祭祀によって「生かされて」きたのです。歴代の天皇の祈りによって日本に魂が入ったのです。

そして日本史に時々出てくる偉人たち。その方々は「特命全権大使」として高天原から遣わされ、日本の危機を救ったのでした。この人々もまた日本に魂を入れに来たのです。バトンリレーのようにそのような人々が出現し、日本は今日あるのです。


それは神風特攻隊の姿にも現われていました。六千人の若者たちの、それも優秀な、二十才前後の若者たちが日本を救ったのです。フランスの英雄であり、文化大臣だったアンドレ・マルローはその神々しさに心打たれ涙しました。

連合軍は遂に日本上陸を断念したのです。もし日本本土に上陸していたら、米軍の戦死者は何十万、何百万と膨れ上がったことでしょう。日本の戦死者もそうです。その危機を救ったのが特攻隊でした。


ジャーナリストの葛城奈海さんがよく言われていることがあります。「戦後の日本の平和、繁栄を守ったのは憲法第九条でもなく、日米安保でもなく、それは先の大戦で亡くなった、英霊たちの勇猛果敢な戦いぶりにあった」と。

全く同感です。神風特攻隊もまた特命全権大使として日本に「魂」を入れに降臨したのです。


企業が立ちゆかなくなるのは、創業者の創業精神が後継者等(ら)によって守られず道を間違えてしまうからです。魂入れのバトンリレーを怠ってはいけないのです。

現在(いま)大企業の二、三流化が進んでいるように思います。東芝も、この度の日産の騒動も、大手航空会社の飲酒問題も皆、劣化現象が招いているのです。


菅家廊下の「一流について」のもう一つの大きな柱は「徳」について。そしてもう一つは「心音(こころね)」についてです。

心音は本音のことです。心音だけは決して誤魔化しが効きません。あなたの心音に一体何が鳴り響いているのか。そのメロディ、リズム、言霊こそが「あなたそのもの」なのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【新刊案内】

『大東亜戦争 失われた真実』ハート出版
葛城奈海・奥本康大 共著

英霊は「国家の犠牲者」なんかではない!
彼らは何に生命を懸けたのか?


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【イベントのご案内】

★おもちつき★
12月28日午前10時から、杉並区久我山の菅家代表の自宅にて、お正月にお供えする鏡餅を搗きます。参加者にはお土産もございます。

★元旦禊★
元日午前6時30分から南伊豆の弓ヶ浜で行います。

12月31日に現地近くで前泊も出来ます。宿泊希望者はお早目にご連絡ください。一緒に年越しをしましょう!(締切14日)

★歳旦祭★
元日午後4時より、杉並区久我山の「みすまるの宮」(菅家宅)にて年初の祭事を行います。その後新年会もございますので、お時間ある方はぜひご参列くださいませ。


★昭和天皇御陵参拝★
1月7日(月)13時、武蔵陵入口付近に集合
(京王高尾駅・JR高尾駅北口から徒歩約15分)
解散は14時30分頃

参加費、詳細については美し国事務局にお問合せください。

posted by 事務局 at 10:56| Comment(0) | 言霊の華