2019年11月27日

言霊の華 第五五六号

月に一度、菅家廊下翔塾講師・美し国代表特別秘書
堀内明日香が『言霊の華』を担当するよう菅家一比古先生から拝命いただきました。
心を込めて務めさせていただきます。


【人は何故学ぶのか。〜本能と本性(ほんせい)の違い〜】

10月末、30年振りに萩の松下村塾を訪れました。
小学生のあの頃に感じた奥ゆかしい風景は色褪せず、
当時の記憶が甦ってきます。
萩の街を歩きながら、人は何故学ぶのだろう.....
漠然とした『問い』がふと込み上げてきました。

吉田松陰先生が書き著した『士規七則 』 の冒頭を訳すと、
先ず人間として最も大切な心得には、
『人間が他の動物と異なる理由を知っておかねばならない。
人には人として踏むべき道があり、天皇のおわす国に生まれた以上、吾が国が世界に伍(ご)して尊い理由を知っておかねばならぬ』とあります。


菅家先生も、日頃から
『日本をあらしめてやまないもの』を学ばなければ、
21世紀の日本人の使命は果たされないとおっしゃいます。

『あらしめてやまないもの』とは理念の事です。
本性(ほんせい)は人間に理念として備わっている為、学習しなければ現れて来ません。
日本人として生まれたとしても、『日本人たるもの』になることは難しいのです。


ヒト科のヒトとして生まれた段階では、単なる生物であり、
そこで学習を通して育っていくのが人間です。
しかし動物や生物においては、本能が理念としてもう既に宿っているので、人間のように学習しなくても自然の摂理に生かされながら、理念を発揮しているのです。

例えば鮭は、繁殖の時期を迎えると皮の表面が傷だらけになりながらも、四年前に下ってきた川から、忠実に同じ川に上って産卵をします。

なぜ、タニシは土色に化けれるのか。
なぜ、蜘蛛は幾何学的な巣を作れるのか。
雷鳥やオコジョも自然の移り変わりと共に色を変えて、
真冬になると雪と同化して真っ白になります。
誰にも教えてもらっていないのに....


これは動物にとっては本能が理念であり、
人間にとっては本性が理念である違いにあります。

本性(人間性)とは、そのものに宿っている理念であり、
理念の『理』(ことわり)とは、玉偏に里と書きます。
それは里に住んでいる人が、山から拾ってきた玉(ぎょく・石)を磨き上げていくうちに、顕れ出てきたる紋様のことを言います。

理念を学び、努力と行動を重ね、磨いていくうちに本性が現れ、
本物になっていくのです。


勤皇の志士達も、吉田松陰先生から『日本とは』『日本人とは』…と、そこに宿る理念を学ぶことにより、近代日本のリーダーとして大活躍したに違いありません。

日本の理念という中心を、しっかりおさえていれば、今の時代に合わせて、大きく変化・改革ができることを教えてくれています。


日本が日本である為には、
日本をし続けなければなりません。

日本人が日本人である為には、
日本人をし続けなければならないのです。

かむながらありがとうございます。

堀内明日香
(菅家廊下 翔塾 講師)

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【ご案内】
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【美し国経営者連盟】

−志あるリーダーたちの研鑚・交流の場−

★望年会★

【日時】12月6日(金)19:00〜21:30

【会場】ラリアンス  03-3269-0007
    http://www.lalliance.jp/restaurant/access.html
地下鉄飯田橋駅B3出口徒歩1分
JR飯田橋駅西口徒歩4分

【参加費】経営者連盟会員は無料(月会費)
 一般 10,000円
     
特例として
1.会員本人が参加できない場合、代理の方は無料
2.会員紹介の新規の方は7,000円

となります。ぜひ新しい方をお誘い合わせください。

【申込み】11月28日(木)まで
以後も追加・調整は可能です。

★ゲストのご参加お待ちしております!

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【菅家廊下・翔塾 ベーシック講座】

日程:令和2年2月10日(月)〜12日(水)

会場:湘南国際村センター
   神奈川県三浦郡葉山町

詳細・申込→
https://www.umashikuni.co.jp/20200210-12event/
posted by 事務局 at 12:06| Comment(0) | 日記

2019年11月20日

言霊の華 第五五五号

『小粒になってしまった日本人』

美し国、特別顧問でいらっしゃる外交評論家の加瀬英明先生のお言葉がとても印象に残っています。「明治天皇や昭和天皇、皇室が立派だったのは、共に国民が立派だったからだ」と。名言だと思います。

国民の意識と品格こそが天皇、皇室をつくり上げ、立派にしていくのだと感じてなりません。立派な天皇が現われたから立派な国民になったのではなく、天皇とはそもそも立派なご存在であられるのです。


秋篠宮家の問題や秋篠宮様のご発言等や、大嘗宮の屋根を茅葺きから板葺きに変更された件も、全てが国民の意識、姿、世相の投影でしょう。国民が劣化すると皇室もおかしくなって行くのです。皇位継承問題も天皇陛下のご意向よりも、伝統、歴史よりも、国民世論を優先させようとする。国民主権だからと云わんばかりに。

11月9日の国民の奉祝祭典や翌日のパレードで、涙を流された雅子皇后を大々的に取り上げ、「さぞかしお辛い日々だったことでしょう」と余計な解釈をはさむメディアの報道。雅子皇后の涙は、君民一体となった祝福と慶びの感動の涙だったと私などは解釈しており、普通の国民はそう捉えたはずです。


国民の劣化とは矮小化(わいしょうか)であり、卑小化です。秘書が代議士の名代(みょうだい)で香典を持っていっただけで大臣を辞めるとは。代議士が行けないから秘書に行かせるのです。この時、手ぶらで行かせるわけにはいかない。手ぶらで行ったら失礼でしょう。

ウグイス嬢の日当を払い過ぎて大臣を辞める。多くの立候補者がウグイス嬢を確保できず困っているのです。多少日当を上げるくらい誰でも考えますし、やっています。アルバイト料として、その場で現金で渡さなくとも、秘書や、事務長が食事や呑みに連れて行ったり、お土産を上げたり、ポケットマネーから「ほんの氣持ち」と云って一万円札を渡したりと、よくあることなのです。

ことさら騒ぎ立てるほどのことではありません。「それは法律で決まっているから」と世間は云うでしょう。そういうのを悪法と言うのです。悪法が生まれるのも日本人が劣化し、矮小化したせいです。


なぜかくも日本人は小粒になったのでしょう。小さな正義を振りかざし、他人の失点、揚げ足を取る小賢しい小粒な才子たち。彼らは現在(いま)、日本がどのような厳しい国際環境の中にいるかご存知なのか。

中国が台湾問題を見据えて香港を陥れようとしています。尖閣諸島にいつ上陸、占拠してもおかしくないのです。緊張するホルムズ海峡に自衛隊を派遣するも有志連合に加わらず。憲法改正が急がれているにも関わらず、憲法審議会をサボタージュする野党。

国家を守り、国家を経営すると云う氣概などまるで見られません。日本全体に「人物」が居なくなりました。現代、国家を背負って立つという情熱、信念、志に燃えた「人物」が目立って少ないのは何故か。


明治日本、そして先の大戦まで、まるで芸術品の如く出現した大人物たち。それは日本全体が一体となって国家目標を持っていたからです。その為の人財を育てました。

いま、日本の国家目標とは何か。それを見い出せず、さ迷っているのです。菅家廊下翔塾では「二十一世紀日本の使命」をテーマに明確な目標の元、人財育成に取り組んでおります。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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【ご案内】
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今週金曜日です!

【東京・なでしこオピニオンの会】

★対馬ツアー報告と東アジア情勢★

【講師】呉善花・松浦芳子

対馬の歴史、国防問題、韓国人の現状など、10月の対馬視察ツアーの報告と朝鮮半島問題について掘り下げます。

【日時】11月22日(金) 18:30〜20:30

【会場】神楽坂セミナールーム (美し国事務局)

【参加費】
美し国会員 2,000円 / 一般 3,000円 /
当日券 4,000円

懇親会:別途6,000円(定員20名)

申込・詳細→事前申込制
https://www.umashikuni.co.jp/event-20191122/

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【美し国経営者連盟】

−志あるリーダーたちの研鑚・交流の場−

★望年会★

【日時】12月6日(金)19:00〜21:30

【会場】ラリアンス 03-3269-0007
http://www.lalliance.jp/restaurant/access.html
地下鉄飯田橋駅B3出口徒歩1分
JR飯田橋駅西口徒歩4分

【参加費】経営者連盟会員は無料(月会費)
一般 10,000円

特例として
1.会員本人が参加できない場合、代理の方は無料
2.会員紹介の新規の方は7,000円

となります。ぜひ新しい方をお誘い合わせください。

【申込み】11月28日(木)まで
以後も追加・調整は可能です。

★ゲストのご参加お待ちしております!

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【菅家廊下・翔塾 ベーシック講座】

日程:令和2年2月10日(月)〜12日(水)

会場:湘南国際村センター
神奈川県三浦郡葉山町

詳細・申込→
https://www.umashikuni.co.jp/20200210-12event/

posted by 事務局 at 13:37| Comment(0) | 言霊の華

2019年11月13日

言霊の華 第五五四号

『国の骨を守る』

「骨を折る」と「骨惜しみをする」とは全く真逆の意味となります。前者は人や社会、組織のために汗を流し努力し、また苦労をする意であり、後者は怠ける、サボルの意となります。「骨の髄まで腐っている」と言えばもう終わりで人間失格、人生失格の烙印を押されたのも同然です。

骨の語源、言霊の意味は、辞典『大言海』の編集者の大槻文彦博士によると、骨のホは焔、稲穂のホ、そして最も秀れたと言う秀(ほ)なのです。


その最も秀れたものを作り上げている根っこ、即ち骨とは「秀根」のことです。「骨のある人」「骨太な人」とは人間としての骨格(人格)がしっかりした人のことを言います。

この骨の中心が骨髄です。この骨髄が血をつくります。現代科学では骨髄からDNA鑑定を行い、多くの解析が可能となりました。骨髄こそ人間の根っこと言ってもいいでしょう。ここから血液がつくられます。


この「血」とはオロチ(大蛇)、イカヅチ(雷)というように非常に動きや働きが大きいことを意味しており、そしてチは乳であり、地であり、父であり、また霊(チ)とも書くのです。霊妙なるものが血。

骨格とは根幹であるからこそ、そこから全ての生命活動を維持するための血が生まれるのです。これらを踏まえ、国家に当て嵌めて考えてみたいと思います。


国の根幹、すなわち骨格とは国体(體)です。体はしっかりとした骨格があってこそ維持され成り立つもの 。それこそが日本の皇室であり伝統、文化、精神でしょう。それが「骨抜き」にされたら、国はまもなく崩れ陥ちてしまうのが目に見えています。

今月十四日、十五日にかけて行われる日本の最重要行事「大嘗祭」の為にだけ造られる大嘗宮が、伝統を破って茅葺きから板葺きに変更しました。経費の節減とのこと。1億円の節約になったと言います。


しかしそのためかどうか、断言は本来したくはありませんが、台風十五、十九号が日本列島を襲い、その被害額は数兆円に上ります。一億円をけちったしっぺ返しを受けた結果だとしか思えないのです。

茅葺き、黒木の意味するのは魔除け、そして結界です。神社の夏越(なごし)の祭の茅の輪くぐりがその例です。大嘗宮を茅葺きにするのは結界を張り魔を祓うためであり、それだけこの祭祀が重要であることを意味しているのです。


大嘗宮で繰り広げられる天照大神と新帝陛下の、母と子による最も重要で厳粛なる一時。この儀式により天照大神様の大神霊と天皇陛下が一体となり、天皇霊が乗り移るのです。

この時ご立派な天皇(すめらぎ)へと変貌され崇高なる精神、崇高なる神格に上(のぼ)られるのです。絶対に伝統を破壊してはなりません。重要な意味と意義があるから続いて来ているのに、それを骨抜きにするとは。

天皇、皇室とは骨の中心、即ち骨髄そのものです。骨の髄まで腐りかけている日本人。天皇陛下、皇室、そして日本の国体、そのDNA を守り通す。それが我らの使命なのです。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

posted by 事務局 at 14:47| Comment(0) | 言霊の華