2021年05月19日

言霊の華 第六二七号

『最悪だからこそ、最も美しい物語が生まれるチャンスがある』

東京オリンピックが2ヶ月後に迫っている今、中止を訴え、延期を主張する国民が60%に達しています。そして海外から来る各国の選手たちの大会への準備、コンディションづくり、調整のために必要な、各地方の自治体の合宿村、センターが続々と拒否に転じています。

まるで祝福されなき五輪、呪われたかのような五輪の様相が、色濃くなってしまっているこの現状に、多くの国民が不安感と失望感を深めていることでしょう。たとえ開催したところで無観客での競技は避けられず、開会式も閉会式も無観客だとしたならば、これは史上最悪の祭典と後世に語り継がれることになるでしょう。

それは日本の汚点です。だからと言って、中止すべきだと私は思いも考えもしません。何故なら、若し中止となったなら、それこそ日本の威信は地に堕ちるからです。オリンピックも万国博覧会も各種の世界大会も国際会議も、国家の威信をかけて行われているのです。

オリンピックは、その中でも世界の全ての国々が人種、言語、文化、思想、宗教を超えて、一堂に会する世界唯一の祭典であります。主催国には、正に国威発揚、威信をかけて取り組んできた歴史がありました。

それにしても57年前の東京オリンピックは、何故あのような大成功を収められたのか。壊滅的打撃を蒙(こうむ)り、もう日本は二度と立ち上がれないだろうと世界の誰もが疑わなかったその中から、日本は奇跡の復興を成し遂げて行きました。それは、新しい国家目標に国民が一丸となったからです。

昭和30年代の頃の日本人の眼は輝いていました。私の長兄が30年代、東京で学生生活を送り、後に政治家となり、北海道から時々東京に出張するようになりました。昭和50年代の東京の人々の眼は、30年代と一変していたと言います。

焦土と化した敗戦から立ち上がった日本は、食べて行くこと、生きて行くことに真剣でした。その為には家族は力を合わせ家族を守り、人と人との絆を深め、皆で力を合わせ、国家を盛り上げて行ったのです。その一丸となった家族、国家、国民の力がそうさせたのです。

その頃、個人主義もジェンダーフリーもバブル経済も遠い話でした。日本の底力にあるもの、それはどんな時代の波が押し寄せようとも、不変なる国家の中心である天皇陛下がおられたこと、その御存在は「祈り」であったこと。その下に国民が家族のような一体感と団結力を持っていたことにありました。それがある限り、国力は衰えることなく発展、成長を遂げられたのです。

しかしこの度のコロナ禍やオリンピックの問題を目にし耳にする度に、誹謗中傷、批判、足の引っ張り合いが渦巻いています。国威を賭けたオリンピックを前に、国民が一致団結していない姿こそが、天運や天の祝福を受けられない理由なのです。

最悪の条件、環境下であっても、国民の一致団結、協力を持って、たとえ無観客であっても、世界中の人々にインターネットを通して、テレビを通して、日本の伝統、「おもてなし」精神をビジュアル化して発信することができる筈です。

「この最悪の条件下で見せた日本人の美しい姿、精神こそ、後世の世界の人々に語り継がれるであろう。」 このくらいの美しい物語づくりをする氣概が必要でしょう。

大ピンチだからこそ、最悪だからこそ、最も美しい物語が誕生するチャンスなのです。徒(いたずら)に政府批判、オリンピック批判を止(や)めて、国民は団結して協力し、世界の祭典を成し遂げて参りたいものです。国家の誇り、威信のために。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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≪5月イベントのご案内≫
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日本の理念と心を学ぶ 菅家廊下「翔塾」
【かむなおひ講座】

<研修テーマ>
宇宙摂理と日本の使命

講師:菅家一比古 堀内明日香

☆日程:令和3年5月29日(土)〜5月31日(月) 2泊3日
  名古屋会場

☆お蔭様で満席となりましたので締め切らせていただきました。
次回は秋に開催予定です。

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≪6月イベントのご案内≫
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【美し国経営者連盟 第23回定例会】

2度の首相特別顧問、3度の外相特別顧問を務め、日本外交を動かしてきた外交評論家が語る!

加瀬英明氏講演会&経営者交流会
『神道が世界を救う』〜経営者として日本の歴史観や世界の真実を見抜く力を養おう!〜

講師:加瀬 英明
外交評論家
一般社団法人美し国 特別顧問

☆日時:令和3年6月15日(火) 19:00〜

☆参加費:経営者連盟会員 無料/一般13,000円

☆会場:美し国 神楽坂セミナールーム
東京都新宿区神楽坂6丁目42 神楽坂喜多川ビル5F
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event/20210615/

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≪7月イベントのご案内≫
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【吉野お山登拝と禊ワンデー】

☆日程:令和3年7月25日(日) 10時〜17時(予定)

☆集合場所:小仲坊
住所:奈良県吉野郡下北山村大字前鬼30

菅家一比古による禊指導と禊の御作法の講義も予定しています。
※登拝は、約1時間を予定。
☆詳細はお問い合わせください。
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posted by 事務局 at 12:43| Comment(0) | 言霊の華

2021年05月12日

言霊の華 第六二六号

『皇室のレベルは、国民のレベルが反映されたもの』

NHKの大河ドラマ「青天を衝け」を見ながらつくづく思うことは、群馬県に近い深谷市、血洗島という片田舎に育った青年達が尊皇攘夷運動に燃えていたと言うことです。渋沢栄一は六才まで父から儒学の手ほどきを受け、それ以後は従兄の尾高惇忠(おだかあつただ)に学びます。

尾高惇忠も百姓でありながら学問を愛し、近所の子らを教えていたのです。寺子屋とも言えないようなもっと規模の小さいものでした。幕末期、日本全国でこのような小規模な寺子屋をはじめ、大小の寺子屋、藩校での学びが熱く盛んに行なわれていたのです。

この当時、識字率、教養の高さは世界一だったと言ってもいいでしょう。それによる情報伝達力、共有率、理解力はズバ抜けていたに違いありません。明治維新はペリー来航からたった14年で成し遂げられたものであり、その間、廃藩置県があり、廃刀令、断髪令、四民平等、地租改正、太陽暦への移行、等々が行われました。

これは世界史の奇蹟とも言われております。イギリス駐日公使パークスは、「天皇は神だ!もしヨーロッパであれば30年、いや悪く行ったら100年の内戦になっていただろう」と驚嘆したのです。

天皇の「詔(みことのり)」の一言で、180度国が様変わりをする。しかも内乱、内戦もなく。この時、多くの国民は国家の最高権威は徳川幕府や将軍ではなく、天皇である、即ち「天皇国家日本」を認識したのでした。

そのことは実は徳川幕府草創期から徳川家康の孫、水戸藩第二代藩主、水戸(徳川)光圀が「大日本史」で明らかにしていたことです。徳川光圀が二代目藩主になる以前より「大日本史」の編纂に取り組み、その生涯と意思を継いだ学者、藩士たちによって完成を見ます。

常時編纂に取り組んだ藩士、学者は、50名を超えていました。全397巻、合計226冊にも及ぶ大事業は、光圀が若年にして読み、感動を受けた「史記」の影響に拠るものでした。

本来、国家的事業とも言うべきこの大事業を江戸開幕早々に孫が取り組み始めたのは驚きですが、それも一、大名が成し遂げたことは奇蹟と言えます。これが後の「水戸学」となって尊皇攘夷のバイブルとなり、勤皇の志士たちを突き動かして行きました。

そして皮肉にも200年後、江戸幕府は滅びます。同じく幕末に頼山陽(らいさんよう)が現われ、「日本外史」を世に発表し大ベストセラーとなります。時代時代の大切な時に思想家が出現し、それをいち早く咀嚼(そしゃく)し、世に伝播(でんぱ)する。

そしてそれに感銘した者が動き、運動化する。これには相当な教養と言語力が必要とされます。その教養の一つに和歌や俳句、漢詩の力が含まれ、それにより感性の力、霊性の力が鋭敏になり、即行為へと繋がるのです。

さて現代ではどうでしょう。国家、国民の教養力は、感性、霊性はいかばかりでありましょう。時代を動かすためには、国民一人ひとりの教養が伴なう民度が問われます。西郷さん対勝海舟、西郷さん対山岡鉄舟、吉田松陰対門下生、坂本龍馬対後藤象二郎等々、枚挙に暇(いとま)がありません。

世界に誇る日本の教育力、高き人間性はもう遠い昔の話でしかないのでしょうか。現在(いま)皇室も国民も、眞子さま問題で揺れております。お叱りを受けることを承知で申し上げます。

立派な天皇も皇室も国民のレベルで決まるのです。明治天皇さまがご立派だったのは、明治の国民たちが立派だったからです。昭和天皇さまも全く同じで、昭和の国民が立派だったからなのです。

眞子さま問題をはじめとする皇室のゴタゴタは、現在の国民の姿、レベルが作り上げたもの、反映させたものと我々国民は知る必要があるでしょう。

私が菅家廊下翔塾を主宰し始めたのは、正真正銘の本モノの日本人を1人でも多く育成し、世に送り、日本を変革するためなのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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≪5月イベントのご案内≫
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【美し国経営者連盟 第22回定例会】

長谷川裕一氏講演会&経営者交流会
『今、日本人の底力を発揮する時!』〜悠久なる歴史から読み解く大和魂〜

講師:長谷川裕一
美し国経営者連盟 会長
株式会社はせがわ 相談役

☆日時:令和3年5月18日(火) 19:00〜

☆参加費:経営者連盟会員 無料/一般13,000円

☆会場:美し国 神楽坂セミナールーム
東京都新宿区神楽坂6丁目42 神楽坂喜多川ビル5F
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event210518
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日本の理念と心を学ぶ 菅家廊下「翔塾」
【かむなおひ講座】

<研修テーマ>
宇宙摂理と日本の使命

講師:菅家一比古 堀内明日香

☆日程:令和3年5月29日(土)〜5月31日(月) 2泊3日
  名古屋会場

☆あと残り1席です!
ご希望の方はお早めにお申し込みください。

☆詳細は、美し国事務局までお問合せください。

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【美し国経営者連盟 第23回定例会】

2度の首相特別顧問、3度の外相特別顧問を務め、日本外交を動かしてきた外交評論家が語る!

加瀬英明氏講演会&経営者交流会
『神道が世界を救う』〜経営者として日本の歴史観や世界の真実を見抜く力を養おう!〜

講師:加瀬 英明
外交評論家
一般社団法人美し国 特別顧問

☆日時:令和3年6月15日(火) 19:00〜

☆参加費:経営者連盟会員 無料/一般13,000円

☆会場:美し国 神楽坂セミナールーム
東京都新宿区神楽坂6丁目42 神楽坂喜多川ビル5F
アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event/20210615/
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美し国 事務局
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
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