2017年12月21日

言霊の華 第四六〇号

『孤独に強くなる』

今年もまた終わりを告げようとしております。十二月に入るとあちらこちらでクリスマスのイルミネーションが街を賑わせてくれます。

若いカップルなどは魅力的なデートスポットを訪れ、心をうきうきさせることでしょう。しかし恋人のいない者にとって、この季節はとても憂鬱な時季なのかも知れません。


以前、家内に「クリスマスイブの日は家族水入らずでどこかで食事しよう」と言い、その時、私の勉強会の新意識青年講座の青年会の男女三人を誘い、イブを過ごしました。後で妻から「あなたにとって家族って何なの?」と言われてしまったのを覚えています。

私にとっては皆が家族の一員です。クリスマスイブの日に一人ぽっちにさせるのは可哀相だと、余計な氣を回してしまったのです。本来、私はクリスマスの文化など程遠い人間です。クリスチャンでもありません。世の中、クリスチャンでもない人々が何故クリスマス文化に踊らされるのか。


クリスマスイブを一人でいるのはそんなにイヤなことなのでしょうか。とくに若い人たちは一人ぽっちが苦手のようです。以前から氣になっていましたが、きっといま流行の歌手たちも歌の内容は、ほとんど「君と僕」「あたなと私」のオンパレードでしょう。

ところが一昔前になると「一人」の歌が沢山ありました。私は吉幾三の演歌が好きです。彼の情感から出る歌詞とメロディーに共感するのです。吉幾三の歌にはやたら酒が出てきます。そしてその歌はほとんどが「一人ぽっち」なのです。


吉幾三に限らず伝統的に演歌はそうです。一人の孤独を歌い上げます。美空ひばりの「悲しい酒」、または「越後獅子の唄」「佐渡情話」、そして都はるみの「涙の連絡船」、石川さゆりの「津軽海峡冬景色」。男性歌手でいえば河島英五の「酒と泪と男と女」等々。まさに孤独を極めております。

これは日本人の潜在意識的なメンタリティーが隠されているのです。日本文学を見ても、男女が結ばれて「めでたしめでたし」といったモチーフがとても少ないのが特徴です。これは欧米の文学や映画とは全く違います。


日本の場合、古事記からしてそうです。綿津見(海)の世界に帰ってしまった豊玉比売。黄泉の国に逝ったイザナミの命(ミコト)、入水した弟橘比売(オトタチバナヒメ)、仁徳天皇に元から去った磐乃比売、それらが容赦なく消えることによって訪れる哀切と美的世界。それらが日本文学の源流となっているのです。

在原業平の東下り、西行の放浪、山頭火も尾崎放哉(ほうさい)も皆孤独で、一人ぽっちでした。しかし人はこの一人ぽっちの孤独の時、磨かれ光を放つのです。

この貴重な時期、時間が宝となるときが、必ず来るはずです。
孤独に強い人間になることです。

「一人で生きて行ける者が二人でも生きて行ける」

孤独に弱い人間は輝きません。決してクリスマス文化などに惑わされてはならないのです。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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【行事案内】
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【元旦禊】現地参加募集中!

現地集合:平成30年元旦 6時 静岡県南伊豆 弓ヶ浜

★31日の宿泊は定員となりました。当日現地集合の方のみ募集しております。

詳細は事務局にお問い合わせください。

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【歳旦祭】

1月の月次祭は年初なので歳旦祭となります。

日時:1月1日(元日)午後4時から

場所:みすまるの宮(菅家庵) 
   東京都杉並区久我山4-50-36

玉串料:5,000円(直会含む)

美し国事務局にお申込みください。

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★なでしこオピニオンの会

『世界に伝えよう!日本の流儀』
 
トークショー
★山田宏(参議院議員)
★杉田水脈(衆議院議員)


日時:1月22日(月)18:30〜20:30  

会場:神楽坂セミナールーム
 東京都新宿区神楽坂6-42
 神楽坂喜多川ビル5階
(東西線「神楽坂駅」出口1から徒歩1分)

参加費(事前振込):
一般 :    3,000円
美し国会員: 2,000円
当日 一般4,000円 美し国会員3,000円

★懇親会:講演会のあと、希望者で懇親会も行います。(要予約・定員制)

●下記サイトからお申込みください。ご入金をもって申込完了となります。

http://kokucheese.com/event/index/500379/

posted by 事務局 at 11:03| Comment(0) | 言霊の華
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