2018年01月26日

言霊の華 第四六四号

『 雪と日本人 』 

太郎を眠らせ太郎の屋根に雪降り積む
次郎を眠らせ次郎の屋根に雪降り積む

これは三好達治の詩です。中原中也が嫉妬を覚えた程と云う有名な詩なので、ご存知の方も多いことでしょう。中原中也が嫉妬する程とは、余程日本人の琴線に触れるものがあるに違いありません。

この詩の舞台はきっと北国か雪国でしょう。太郎も次郎もしんしんと降り積もる屋根の下、雪の持つ浄化力で安息の眠りについています。

雪がまるで清めの塩であり、白い花となって人の心や生活の上に舞い降りて、癒しと浄化をもたらしているかのようです。


ここに日本の源流である「縄文」の匂いを感じずにおれません。北国は縄文文化の発祥の地です。スッポリと雪に閉ざされた数ヵ月の間、人々は家の中で暮らしていました。家族の団欒から生まれる絆は深まっていきます。

家族は家の中でじっとしていたわけではありません。男は山や森に狩りに出ることもあったでしょう。女性(妻)は家で「モノづくり」です。勿論、男(夫)も多いに関わります。

農具の製作、改良、発明。機織り機、家具、衣類、土器、お酒、茣蓙(ござ)、毛皮類、お箸、木や石でできた皿、子どもたちのためのおもちゃ等々の制作に励んでおりました。ここに世界に冠たる日本のモノづくり大国の原点があります。

自然にスッポリと融け込み、身を任せ、順応しながらも創意工夫を重ね、生活文化は発達し続けました。日本人にとって、まさに冬とは「殖(ふ)ゆ」だったのです。


日本の文化の大きな柱の一つは、冬の季節と雪、国の風土が生んだものに違いありません。日本は冬(殖ゆ)によって力を蓄え、雪によって浄化と安息を得、家族の「絆」の愛によって穏やかで相手を思いやる「心性」「情感」が生まれたのです。縄文来、日本とはそのような国でした。

雪と「日本史」は、重要な繋がりを持っています。忠臣蔵の早朝の討ち入り、桜田門外の変の井伊直弼の暗殺の朝、西南戦争の西郷軍の出立の朝、二、二六事件の朝、皆、大雪に見舞われております。早朝の血生臭い事件の時に。縄文の母神が荒(すさ)んだ心を癒し浄化でもするかのようです。


二十二日の昼から降り始めた雪は、時間と共に激しさを増していきました。この日は「なでしこオピニオンの会」で、山田宏先生と杉田水脈先生のコラボ講演の予定でしたが、急遽取り止めになったのです。

当日は八十名程の申し込みがありましたが、夜、九時の終了時は帰宅できない人も出てくるに違いないという判断から中止になりました。

そしてこの日は通常国会が始まる開会式の日でもあったのです。今、国会は内外の諸問題を討議する、今迄以上の重要な国会になる筈。まるで日本を浄化するかのような大雪が降り始めたのです。何か大きな国家の命運がかかっているように思われてなりません。


そして一月二十二日は我が師である中西旭先生の「命日祭」でもあります。なでしこオピニオンの会と重なったため変更となり、今年は一月二十四日に斎行します。

一月二十二日とはそのような重要な日なのです。それを象徴するかのように清めの雪が降り続いた日でした。

山田宏先生、杉田水脈先生の使命の大きさ、重たさを益々感じずにいられない雪の日だったのです。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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【ご案内】
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【なでしこオピニオンの会】

先日中止となりました「杉田水脈議員と山田宏議員のトークショー」は、
日程が決まりましたら改めてご案内申し上げます。

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【紀元節の禊】
2月11日(日・建国記念の日)
神奈川県 葉山一色海岸

午前10時30分 葉山公園集合
参加費:会員3,000円
    一般5,000円

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【伊勢研修】
3月21日(水・春分の日)
三重県 伊勢神宮の参拝と禊

★3月2日振込までは特別価格!

詳細・申込→ http://kokucheese.com/event/index/504023/

※お申込みは下記まで

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【美し国 事務局】
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 喜多川ビル5階
TEL:03-5227-1778
FAX:03-5227-1772 mail@umashikuni.co.jp
http://www.umashikuni.co.jp

posted by 事務局 at 10:16| Comment(0) | 言霊の華
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