2020年09月16日

言霊の華 第五九四号

『「日本精神」を取り戻す (その1) 』

現在(いま)日本人が思っている「国家」とは、「国家」ではありません。それは観念でしかないただの国です。国家とは国の家のことです。それを家庭、家族に置き換えて考えれば判ることです。

先ず家族の安全が第一優先され、火事を出さない、病人をなるべく出さない、病人が出たら皆で看護する、天災に備える、賊から守るため戸締りを厳重にする、飢えから皆を守る。ご先祖、神仏の祭祀をしっかり行う。そのために家族が一致団結し、仲良く協力し合う。

即ち家を守るとは、家族の生命(いのち)を守ることに他なりません。但し生命は肉体生命に限りません。家の家風、先祖の教え、伝統・文化・絆を含めてのことです。国家も家なのです。大きな家なのです。大生命であり、命以上(個人)の存在です。

家を守ることは国を守ることと同義であり一体なのです。家庭を大切に思えば思う程、それを成り立たせ、保障してくれる存在こそが国家なのだと氣が付くはずです。国家を失った人々や民族がどれほど悲惨な運命を辿ったことでしょう。

過去、イスラエル民族がそうでした。2,000年間に及ぶ流浪生活が続き、第二次世界大戦でホロコーストにより約600万の人々が殺されました。自由を剥奪され、全財産を没収され、衣服も髪の毛も金歯も奪われ、ガス室に送り込まれたのです。

死体はブルドーザーで大きな穴に落され、土で埋められました。ユダヤ人にとって国を失うとは、そのような運命がいつでも待っていると云うことなのです。

一昨日、美し国経営者連盟の定例会でチベット問題の第一人者である、ペマ・ギャルポ先生の講演がありました。中国共産党の侵略により、今まで約120万人のチベット人、ウィグル族の人々が殺害され、100万人の同胞たちが強制収容所に入れられ、悲惨な運命の中にいるとのことです。

チベット問題だけではありません。世界には自由を求め、安全を求め、生き延びようとして国を捨て、難民となっている人々が一億人近くに上(のぼ)っているのです。一切の自由や生活保障や、教育の保障もありません。

安全な国、餓死者が出ない国、自由を謳歌できる国に生まれて来たことがどんなにありがたく奇蹟的なことか。先人たちが血と汗と涙で築き上げた平和で美しい国日本は、ある日突如として誕生したのではありません。ご先祖や英霊、先人たちの犠牲の上に成り立って来たのです。

以前、葛城奈海さんから頂いた戦前戦中の修身の『初等科國語』(復刻版)教科書を拝読し、その美しく感動的な内容に思わず涙しました。一体この本のどこに軍国主義宣揚や狂信的な国家主義があるとでも云うのでしょうか。

国を大切にする心、人や家族や社会を想い、奉仕の心や愛と慈悲の大切さが散りばめられているのです。先の大戦後失った日本精神を改めて発見し、これをどうしても破壊したかったGHQの意図がハッキリと見て取れます。

いつまで日本人は漂流し続けるのか。日本精神を失った現代日本人は根無し草です。それを心ある多くの外国人が嘆いているのです。今年亡くなった台湾の李登輝先生、マレーシアの首相だったマハティール、シンガポールのリークァンユウ等を始め、世界の知日派、学者、文化人、ジャーナリストが日本精神の崇高性を賞賛しています。

それなのに当の日本人が日本精神を失っている姿、構図はいつまで続くのでしょうか。恐ろしい脅威は中国でも韓国、北朝鮮でもありません。日本精神を失った日本人そのものなのです。

(次回につづく)

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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☆日程:10月5日(月) 1日で学ぶ日本の真髄(禊会)<名古屋>

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※詳細は事務局までお問い合わせください。

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『渋沢栄一と岩崎弥太郎に学ぶ
資本主義を作り上げた男の生き様 完結編』

8月の偉人を学ぶ会第1弾の続編!様々な困難に打ち克ち、志をもって新しい時代を切り啓いてきた偉人「渋沢栄一と岩崎弥太郎」の完結編!その人生から学びを深めてまいります。

岩崎弥太郎は三菱グループ創業者。

渋沢栄一は「道徳経済合一」を説き、生涯に約500もの企業に関わる。
来年(令和3年)のNHK大河ドラマ『青天を衝け衝け』の主人公であり、
令和6年より新紙幣一万円札の顔となります。

講師:菅家 一比古

日時:10月23日(金) 19:00〜22:00

会場:美し国本部
新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階

アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

参加費:経営者連盟会員・・・無料
美し国会員/一般・・・12,000円(交流会費込)

⇒参加をご希望の方は、美し国事務局までお申込みください。

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【お申込み・お問合せ】
美し国 事務局
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
TEL:03-5227-1778
FAX:03-5227-1772
mail@umashikuni.co.jp
http://www.umashikuni.co.jp

posted by 事務局 at 13:31| Comment(0) | 言霊の華
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