2017年10月27日

言霊の華 第四五二号

『狂氣の沙汰が時代を変える』 

一昨日、神楽坂で「なでしこオピニオンの会」の月例講演会が行われ、松浦芳子杉並区議会議員がお話し下さいました。

「我が人生に悔いはなし」というテーマの中の大部分が三島由紀夫先生との出会い、触れ合い、そして最後の別れといったストーリーでした。


三島由紀夫先生にとても愛され、可愛がられた芳子先生の思い出話。様々な出来事に会場は魅き込まれて行きます。

三島由紀夫先生の見事なまでの紳士さ、ユーモアセンス、そして強靭な精神力。三島由紀夫先生が蘇ったかのようなリアルさがあります。

三島先生が自刃(じじん)、割腹自決された後、その霊は芳子先生の夢に現れ、「持丸君(芳子先生の夫)に後は頼んだぞと、伝えておくれ」と仰ったそうです。


昭和45年11月25日に起きた三島事件とは何か。

「このままでは日本は滅ぶ。手をこまねいていてはダメだ。自分がどうなろうと、どう思われようと立ち上り、国家再建の捨て石になろう」と決意して起きた事件だと、私は解釈して来ました。現在(いま)もその思いは不変です。

その当時、マスコミも政治家たちも、ジャーナリスト、学者文化人の多くも、それを狂氣の沙汰と批判を展開して行ったのを鮮明に覚えています。しかし、あの事件をきっかけに日本の思潮が大きく変化したのです。


「狂氣の沙汰」で済ませてはならないと感じた保守層の人々が動き始めました。京都大学名誉教授で文藝春秋巻頭言執筆者、プラトン哲学の世界的権威であった田中美知太郎博士が立ち上げた「日本文化会議」には、多くの保守系の学者、文化人が結集しました。

同じく「60年代ビジョンの会」、後に「70年代ビジョンの会」が立ち上ります。

言論、マスコミ界では、『正論』『諸君』『Voice』と言った雑誌、月刊誌が続々と発刊されて行きます。皆、三島事件がきっかけです。狂氣の沙汰と思われるぐらいの情熱と信念、行動無くして世の中は変わりません。


吉田松陰先生もそうです。その「狂氣」は弟子たちに乗り移ります。久坂玄端は蛤御門の変で果てます。しかしその後の高杉晋作の「狂氣」は数々の奇跡を巻き起こし、遂に長州藩を討幕へと持って行ったのです。

第二次長州征伐では幕府艦隊を打ち負かし、小倉攻略を果たした後、この世を去ります。

 おもしろき こともなき世をおもしろく
  すみなすものは 心なりけり

これが晋作の辞世の句です。

魂から迸(ほとばし)る情熱、信念、行動は常識を超えています。それは「させられている」のです。だからできてしまうのです。

私が主宰し、始めた菅家廊下(翔塾)もそうです。普通常識からするとやらなかったでしょう。一千年以上も前にあった菅原是善公、道真公親子が行なっていた菅家廊下をこの平成の世に復活させようなどと一体誰が考えるでしょう。

これもある意味で狂氣の沙汰だからできたのです。時代を変えるため、そのように魂から迸(ほとばし)り出てくるこの狂氣こそ、実は天から見れば「正氣」なのだと確信します。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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【行事案内】
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<東京> 参加者急募!!

【靖国神社:和合健康大学セミナー】

日時:10月28日(土)
   12:30〜17:30
   
会場:靖国神社 啓照館
  
セミナー参加費:前売り3,000円 当日5,000円

懇親会:別途5,000円

(主催:一般社団法人国際和合医療学会)

【プログラム】

12:30 集合 昇殿参拝

13:00〜13:30
『英霊のみこころとご遺族の想い』
松本聖吾 靖国神社権禰宜

13:30〜14:30
『魂で語る永遠の日本』
菅家一比古
一般社団法人美し国代表

14:40〜16:10
『日本はなぜアジアの国々から愛されるのか〜いま、彼らから学ぶべきこと〜』
池間哲郎
一般社団法人アジア支援機構代表理事

16:20〜16:50
『戦時下を生き、いま思うこと』
陰山敬平(陰山康成先生のお父様)

16:50〜17:30
『総評』陰山康成


18:30〜21:00
【懇親会】
「十焼十鍋」(飯田橋駅徒歩5分)


★ご参加可能な方は、いますぐ美し国事務局までご連絡ください。 03-5227-2778
(メールも可)


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<名古屋> 締切迫る!

【美し国中部設立5周年記念大会】
〜先人たちの熱き思いを我が胸に〜

★アルピニスト 野口健
★美し国常務理事 杉田水脈
★美し国代表 菅家一比古


日時:11月10日(金)
   講演会&懇親会:18:00〜22:00
   
会場:エルダンジュ名古屋
   名古屋市中村区名駅南4-1-3

参加費:
美し国会員  8,000円
一   般 10,000円
(要申込・事前振込)

お申し込みはこちらから⇒
http://kokucheese.com/event/index/480343/

posted by 事務局 at 09:42| Comment(0) | 言霊の華

2017年10月19日

言霊の華 第四五一号

『しなやかで艶やかな文化と日本女性』 

去る十月十五日、美し国関西設立4周年の記念イベントで「しなやかに国難に立ち向かう女性たち」が開催され、約三百人の方々が参加されました。そして何と言っても、登壇者たちの美しい着物姿に皆感動されていたのです。

それは「花」そのもの。決して「鉄の女」のようなイメージではなく、艶やかさと、しなやかさが際立っておりました。着物ほど日本文化や日本女性を象徴したものはありません。

その柄に織り込まれた刺繍のほとんどは花鳥風月であります。日本は「花に神を観る」国民性なのです。花は神の憑代(よりしろ)であるため、常に日本女性は花と一体になろうとし、そのシャーマン性を高めてきたのです。


女性たちが女性を意識する以上に「日本女性」を意識した時、着物を身に纏(まと)おうとしたり、髪に髪挿し(かんざし)をさしたり、花を活けてみたり、和歌を詠んでみたくなったりするのです。それは日本女性のアイデンティティでありDNAなのです。

自然との一体化をなそうとするのは女性ばかりでなく、日本人共通の普遍的意識としてあります。例えば紋章がそうです。日本と西洋の紋章の違いは、日本の場合、花鳥風月が中心で、自然の美しさを題材にして簡潔で、しかも美しいデザインのものばかり。その数、約六千にも及びます。

西洋と言えば、紋章はライオン、熊、鷲などの猛獣や猛禽を象(かたど)ったものが中心であり、王族や貴族のみが使用されました。一つの民族でこのような沢山の紋章を有した国は、世界で日本しかありません。


花は憑(依)代であるため、常に結び(産霊)の作用が働きます。そこで日本では何百種類もの「花結び」が生まれました。源氏物語の「総角(あげまき)」でも亡き父のため花結びをしている光景があるし、平清盛の娘も花結びの名手として有名です。神の霊が宿った花を目に見える型に具現化し、芸術的に表現する。これが日本女性の特性なのです。

日本文化はこれが原点となって発展し、今日まで続いてきました。日本文化の本質にあるものは「自然祭祀」なのです。その主役こそ日本女性。日本は古来より女性優位、女性尊重の国柄でした。男尊女卑など全くありません。


一千年以上も前、平安中期に女性文学者たちが見事な和歌や小説、日記文学を著わしました。紫式部、清少納言、和泉式部はその代表格であり、菅原孝標女(すがわらたかすえのむすめ)の更級(さらしな)日記、藤原道綱の母の蜻蛉(かげろう)日記、赤染衛門(あかぞめえもん)の栄花(えいが)物語なども有名です。

この時代、女性が日記を書いていたなど世界に例がありません。十一世紀に夥しい数の女流文学が誕生したのは世界の奇蹟です。ヨーロッパで女性が書いた小説が現われるのは、それから七百年も後のことです。


万葉集も古今集も相聞歌、贈答歌はとても大切な位置を占めています。これは恋の歌です。男女の愛や恋を歌い上げる。これは男女が対等でなければ成立しません。

相聞を歌えない者は「もののあはれ」を知らない二、三流の人間とみなされました。天皇も高僧たちもせっせと恋の歌を詠み、人間性(天皇の場合、神格性)を磨き上げていったのです。


日本の文化の底力、それは日本女性を土台とした艶やかでしなやかさそのものだったのです。


合掌 かむながらありがとうございます。


菅家 一比古

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【行事案内】
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★なでしこオピニオンの会 月例勉強会

講師:松浦芳子さん 
   杉並区区議会議員

日時:10月23日(月)18:30〜20:30  

会場:神楽坂セミナールーム
   東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
  (東西線「神楽坂駅」出口1から徒歩1分)

参加費: 一般 3,000円
  美し国会員 2,000円


●下記サイトからお申込みください。ご入金をもって申込完了となります。

http://kokucheese.com/event/index/480342/

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【美し国中部設立5周年記念大会】
〜先人たちの熱き思いを我が胸に〜

★アルピニスト 野口健
★美し国常務理事 杉田水脈
★美し国代表 菅家一比古


日時:11月10日(金)
   講演会&懇親会:18:00〜22:00
   
会場:エルダンジュ名古屋
   名古屋市中村区名駅南4-1-3

参加費:
美し国会員  8,000円
一   般 10,000円
(要申込・事前振込)

お申し込みはこちらから⇒
http://kokucheese.com/event/index/480343/

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【靖国神社:和合健康大学セミナー】

一般社団法人国際和合医療学会の主催で陰山康成先生、池間哲郎先生、菅家一比古代表をはじめ各先生方による講演会です。

日時:10月28日(土)
   12:30〜17:30
   
会場:靖国神社 啓照館
  (12:30 昇殿参拝)

セミナー参加費:前売り3,000円 当日5,000円

詳細は美し国事務局までお問い合わせください。


posted by 事務局 at 10:04| Comment(0) | 言霊の華

2017年10月12日

言霊の華 第四五〇号

『天皇陛下の宮中祭祀の意味するもの』 


今年も早、稔りの秋の季節を迎えました。10月2日、美し国では「天皇陛下と皇室について」というテーマで、森日和先生と私のコラボ講演と斎東亮完先生を交えたトークショーが行われました。


その中で私は宮中祭祀について、天皇陛下御自(おんみずか)ら古式装束を着られ執り行われる祭祀は年三十回以上あり、その中でも最も大切な祭祀は新嘗(にいなめ)祭であると話しました。この祭祀は「夕(よい)の儀」と「暁(あかつき)の儀」があります。


禊を済ませた天皇陛下は、夜の六時から約一時間半〜二時間ほどかけて、海の幸、山の幸を笹舟のような器に盛り付けしていきます。それが終了すると天照大神様に祝詞を奏上し、その後、お供(そな)えになられたものを大神さまと共食するのです。


これは二時間以上かかる大仕事で、それを今度は夜十一時頃から再び暁(あかつき)の儀におきまして、同じことを繰り返します。


新嘗祭は今年得た収穫を神さまにお返しすることにより、また来年も豊作を得られますようにと云う、循環思想そのものの祭祀です。合計四時間から五時間に亘る天皇陛下の重労働を通し日本という国が成り立ってきたのです。


それなのに11月23日の祝日は「新嘗祭の日」とは云わず、「勤労感謝の日」と云う、訳の判らぬ祝日となってしまいました。この日、近代国家日本、そのど真ん中の東京の中心で二千年来の伝統行事がいまもなお、続いているのです。


ここでとても大切なポイントが二つほどあります。先ず祭祀に使用される器が土器ではないこと。笹舟のような器に盛り付けるのです。それに普通の箸ではなく竹でできたバネのような弾力を持たせた箸です。これで一品一品を天皇自らが盛り付けていくのです。土器が発明されるよりも古い時代の名残りがあるものと感じずにはおれません。


もう一つは「共食」です。「同じ釜の飯を食う」「同じ釜の飯を食った仲」とよく聞く言葉です。そのルーツが実に新嘗祭にあったとは。お供物が終わり、祝詞が終わり、その後天照大神さまと共に召し上がる関係とは、正に母子の間柄のような濃密な一体化された関係なのです。


新嘗祭ばかりではありません。宮中祭祀の全てが深い意味を持っており、日本と世界の命運がかかっているのです。日本は世界の波動調整国家であり、世界と宇宙の禊と祓いを担っており、その中心こそ天皇陛下の宮中祭祀であることを知らなければなりません。


現在では「皇紀」も使われません。「天皇主権」に替って、「国民主権」だとバカの一つ覚えのように人権、民主主義、自由を主張する人々を見るにつけ、「いつあなたはこの日本をつくったのか」と云いたくなります。そして「いつからあなたはそんなに偉くなったのか」と問いたくなるのです。


我が日本は間違いなく有史以来、「天皇国日本」であり、万世一系の世界最古の王朝であり家柄なのです。今後10年〜20年内に世界の日本に対する見方、認識が大きく変わるのが目に見えているのです。


合掌 かむながらありがとうございます。

菅家 一比古

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【行事案内】
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美し国関西設立4周年記念大会
〜なでしこオピニオンの会・関西お披露目会〜

講演会 当日券ございます!


日時:10月15日(日)
   講演会:14:00〜16:40
   
会場:太閤園 3階 ダイヤモンドホール
   大阪市都島区網島町9-10

参加費:
【当日券】2,500円

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★なでしこオピニオンの会 月例勉強会

講師:松浦芳子さん 
   杉並区区議会議員

日時:10月23日(月)18:30〜20:30  

会場:神楽坂セミナールーム
   東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
  (東西線「神楽坂駅」出口1から徒歩1分)

参加費: 一般 3,000円
  美し国会員 2,000円


●下記サイトからお申込みください。ご入金をもって申込完了となります。

http://kokucheese.com/event/index/480342/

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美し国中部設立5周年記念大会
〜先人たちの熱き思いを我が胸に〜

日時:11月10日(金)
   講演会&懇親会:18:00〜22:00
   
会場:エルダンジュ名古屋
   名古屋市中村区名駅南4-1-3

参加費:
美し国会員  8,000円
一   般 10,000円
(要申込・事前振込)

お申し込みはこちらから⇒
http://kokucheese.com/event/index/480343/
posted by 事務局 at 09:50| Comment(0) | 言霊の華