2019年02月21日

言霊の華 第五一八号

『本モノは「調べ」が高い』

今月、9、10、11日と二泊三日の菅家廊下翔塾の神直日(かむなほひ)講座、アドヴァンスコース(中級編)の合宿セミナーを行いました。

人間の真価は、その人の持っている言霊にあり、その響きであり、波動であり、調べであると言いました。言霊の最も大切な根幹は日本語の場合、それは「大和言葉」にあると話したのです。


大和言葉の「命」は母音(アオウエイ)にあります。母音であるア・オ・ウ・エ・イは感動音であり、言葉になる前の驚きや讃嘆に発する音なのです。

アッ
オ〜
ウ〜
エッ
イイネ

これは原初の音であり、響きなのです。神さまのお姿(大自然)を讃美讃嘆するために人間に与えられた言霊でした。この母音が和語(大和言葉)の縦糸を成しているのです。人々が心に優しみや、懐かしみや、喜び、感謝を抱いている時に、自然と口から発せられるのが大和言葉です。


大和言葉の達人はとても「調べ」が高いのです。古代より何故天皇(スメラミコト)や皇族たちが和歌を詠まれ続けて来られたのか。明治天皇は生涯で約10万首の御製(和歌)を残されました。毎日10首を詠んだとして30年間かかります。

歴代の天皇にとっての和歌とは祈りそのものでした。神々、自然、人々を慰め、讃え、浄化し、そのエネルギーを善(佳)き事へともたらすための祈りだったのです。


年の初めに何故、「歌会始め」が宮中で行われるのか。それも全国に披露されるのです。天皇の祈りを遍(あまね)く世の中に知ろしめしたのです。明治陛下も大正陛下も、昭和陛下も、今上両陛下もとても「調べ」が高いのです。美智子皇后様の和歌の「調べ」の高さには驚嘆すら覚えます。

「調べ」が高いとは祈りが深いことを証明しています。和歌こそ大和言葉が基本です。この伝統は太古の昔より続き、万葉集も、それから150年後の古今和歌集、新古今和歌集に至るまで、全てが大和言葉で成り立っています。


三島由紀夫先生の辞世の句も素晴らしい大和言葉のみの和歌でした。命に対する「潔さ」「清澄さ」「懐かしさ」「静謐さ」が大和言葉を汲み上げるのです。特攻隊の遺書や「きけわだつみの声」の学徒出陣で散華して逝った英霊たちの辞世の句もまた然りです。

世の中を見ていますと、この「調べ」の高さが全く感じられなくなったと言いたくなるのは私一人でしょうか。音楽も、文学も、ファッションも生活スタイルも、言葉も、メディアも、学者、文化人、ジャーナリズムも、宗教家に至るまで「調べ」が低くなったとしか思えてなりません。

即ち日本人全体が「日本の調べ」から遠くなったと言えるでしょう。「本モノ」とは、「調べ」が高い人のことを言うのです。


二泊三日の菅家廊下では、日本の代表的な和歌を十五首ほど選び、声高らかに皆で詠み上げ、その後一人ひとり朗詠しました。そして段々と「調べ」が高くなっていくのを私はこの目で確認したのです。その後、皆、それぞれが大和言葉で和歌を創作し、前に出て詠み上げて行きました。

本人たちにとっては生まれて初めての体験だったのです。
日本に目覚めるとは、日本人に目覚めるとは、このように具体的なことなのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【ご案内】(申込受付中)
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【2月中のお申込みは特別価格です】

★伊勢神宮の参拝・禊研修★

日時:3月21日(春分の日) 10:00〜17:00

集合:伊勢神宮 外宮(豊受大神宮) 神楽殿前

●五十鈴川でみそぎ
●外宮・内宮 御垣内参拝
●御神楽奉納 など

参加費:2月末まで早割中!

●美し国会員 11,000円
●一 般 15,000円

3月以降 会員:15,000円
     一般:18,000円

◆詳細は美し国HPに掲載中
 ご入会も受付中です!
https://www.umashikuni.co.jp/event-20190321/

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★みすまるの宮 例大祭★

日時:4月7日(日)11:00〜16:00

会場:菅家一比古宅
  (東京都杉並区久我山)

特別講演:呉善花
  (拓殖大学国際学部教授)

テーマ「美し国 日本の誇り」

参加費:7,000円(玉串料・お食事代含む)事前申込制

★講演のみ:3,000円

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★パラオ・ペリリュー島 戦跡慰霊ツアー★

日程:5月22日〜27日 5泊6日

費用:30万円程度

★ご興味ある方は事務局までお問合せください。

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posted by 事務局 at 14:22| Comment(0) | 言霊の華

2019年02月13日

言霊の華 第五一七号

『紀元節の禊を賜って』 

皇紀2679年2月11日、「紀元節の禊」を葉山御用邸がある一色海岸で斎行いたしました。総勢50名程が厳冬の海に入ったのです。この日の最高氣温は6℃。朝はみぞれが降ったほど冷え込みました。

その中を早朝、先ずは美し国スタッフの田中秀壽、水石明、そして美し国の幹事であるリハコンテンツ株式会社の山下哲司社長とその役員である小林専務、又吉取締役。そしてピュアーライフの社員2名の計7名が露払いをするが如く禊をしたのです。氣温摂氏0℃。そして午後2時には全国から50名の有志が集まり、共に禊をしました。


紀元節の禊を始めてから三十年が経ちますが、雪が降ったのは過去一度だけありました。その時は吹雪模様で警備の警察官がわざわざ寄ってきて、「先生、今日はお止めになったらどうですか」と忠告に来たほどです。

しかし私は「だからこそやるのです。神様が守っておられるから大丈夫です」と応えました。紀元節の禊も元旦禊同様、何故始めたのか私自身が謎なのです。

日の本はイザナギの禊でアマテラス様が生まれ、それによって日御子(ヒノミコ)が誕生し、建国が成(為)されました。日の本は禊から始まったと言っても過言ではありません。「禊立国日本」なのです。


禊が終了した後、皆さんに「平成最後の紀元節の禊を皆さまと共に斎行できて光栄です。日本が日本であるため、日本人が日本人であるため、日本を、日本人をし続けなければなりません」と話しました。

し続けたから日本があるのです。茶道も華道も武道も「道」と付くものは皆そうです。し続けているから存在しているのです。例え枝葉末節が変化しようと本体である幹が、即ち「根幹」がしっかり根付いていればいくらでも変化が可能になります。

先人たちが守り抜いてきたもの、繋いできたその根幹とは。それを「し続け」て来たお蔭で、今日の日本があるのです。し続けることを放棄したら、日本が日本で無くなるのです。我々はきっと日本が日本であるために、日本人が日本人であるために「させられている」のだと考えます。


何故紀元節の禊をさせられているのか。それは世にも人にもさきがけて、日本を取り戻すためでありましょう。我々は国家を代表して、そして世界を代表して元旦禊も、紀元節の禊も、春分の日(春季皇霊祭)のお伊勢の禊も、全てが授かり、賜ったものなのです。


我々の背後には神々様のご加護があり、願いがあり、ご意思が働いているのです。我々は導かれております。生かされております。

次は3月21日、春分の日のお伊勢参りと五十鈴川の禊です。大いに神々様から選ばれ、導かれ、授かり、賜わって下さいますように。お伊勢でお待ちしています。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【ご案内】(申込受付中)
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★伊勢神宮の参拝・禊研修★

日時:3月21日(春分の日) 10:00〜17:00

集合:伊勢神宮 外宮(豊受大神宮) 神楽殿前

●五十鈴川でみそぎ
●外宮・内宮 御垣内参拝
●御神楽奉納 など

参加費:2月末まで早割中!
●美し国会員11,000円
●一般15,000円

◆詳細は美し国HPに掲載中
 ご入会も受付中です!
https://www.umashikuni.co.jp/event-20190321/

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★みすまるの宮 例大祭★

日時:4月7日(日)11:00〜16:00

会場:菅家一比古邸
  (東京都杉並区久我山)

特別講演:呉善花
  (拓殖大学国際学部教授)

参加費:7,000円(玉串料・お食事代含む)事前申込制

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★パラオ・ペリリュー島 戦跡慰霊ツアー★

日程:5月下旬を予定

費用:30万円程度

★ご興味ある方は事務局までお問合せください。

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posted by 事務局 at 13:48| Comment(0) | 言霊の華

2019年02月07日

言霊の華 第五一六号

『先人たちの想いを知るために』

前回の言霊の華で、我々は何故靖国神社や遊就館をはじめ、数々の戦跡を訪ねるのか、又は歴史的名跡を訪ねるのかと問いました。

それは「歴史的事蹟」を学ぶこと以上に、先人たちの血と涙と汗、悲しみや苦悩を知り、想いを致(至)すことだ」と言いました。「忘れ去ってはいけない、思い出すことが重要なのだ」とも言いました。


二十代の頃から予備校や進学塾の経営者であった私は、将来日本を背負って立つ若者達の為に「偉人を語る会」を月一回のペースで開催していました。その関係もあって、多くの偉人たちの事蹟を学び、その歴史的史蹟等も訪ねたりもしたのです。

萩の松下村塾、松陰神社、京都の史蹟のあちらこちら、霊山(りょうぜん)護国神社・歴史館、鹿児島の西郷南洲自刃(じじん)の地である岩崎谷、そして南洲神社と薩摩兵児(へこ)達が眠る墓地。楠木正成公を祀る湊川神社等々。


戦跡では呉、佐世保、江田島、知覧、沖縄、パラオ、真珠湾等々。そこで感じるのは先人達の「波動」や「息づかい」「眼差し」です。見ておられる、守っておられる、泣いておられる。例えば鹿児島の南洲神社でも、知覧の富屋食堂でも、とめどなく涙が溢れ止まりません。

萩の松陰神社でも、神戸の湊川神社でもそうでした。南洲神社で祈っている時、必ず謎の風が吹きます。何度行ってもそうです。偉人を語る会の時、突如として涙が溢れて来て、話が中断することがしばしばありました。

感情移入してアンテナが高くなり、偉人の霊魂(みたま)が憑(よ)ってくるのです。これは神社でもお山登拜でも禊でも共通していることです。真実、切に祈り、神、ご先祖、先人に真剣に向き合えばその魂は動きます。


怨霊伝説で有名な第七五代崇徳天皇は悲劇の帝でした。平安末期、鳥羽天皇の第一皇子として生まれ、五才で即位します。鳥羽帝の父白河上皇の強い政治力が働きました。実は崇徳天皇の父は鳥羽天皇の父、白河法皇だと言われ、幼い時より父鳥羽帝から疎んじられます。

そして鳥羽天皇の寵姫(ちょうき)美福門院との間にできた子、体仁親王(近衛天皇)を皇位につけようと無理やり崇徳天皇に譲位させました。この親子の対立が後の保元の乱(1156年)と発展し、敗れた崇徳上皇は四国の讃岐に流されたのです。

崇徳上皇の最後は怨みと怒りの中、とうとう悶死するのです。その後、日本史に起きてくる様々な動乱騒乱は、この崇徳上皇の祟りが原因とされて来たのです。


明治維新後、明治天皇が崇徳上皇の霊(御魂)を京都で祀ったのが今出川、飛鳥井にある白峯神宮です。私は去年の春、ここを訪れました。そして拜殿の前で百人一首にも出てくる崇徳天皇の有名な和歌を静かに朗唱したのです。

瀬をはやみ 岩にせかるる瀧川の 割れても末に逢はむとぞ思ふ

これは相聞歌(恋の歌)として有名です。この和歌を何度も声を出して詠んでいるうちに、涙が込み上げて止まりません。そして氣がついたのです。これは男女の恋を単に詠ったものではなく、父との確執、それに因って生じた人と人との分裂と戦い。崇徳上皇はそれでも必ず皆が一体となる日を信じ、待ち望んでいたのではないか。


割れても末に逢(会)はむとぞ思ふ

それは崇徳上皇の悲しみにも似た祈りです。真剣に祈り、向き合えば、先人たち、神々様は必ずそれに応えてくださるのだと、さらに確信を深めたのです。

日本精神復興運動は、先人たちの魂を動かせる者たちこそが担うことができるのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【ご案内】(申込受付中)
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★紀元節の禊★

日時:2月11日(建国記念の日) 14:00〜15:50 

集合:神奈川県三浦郡葉山町一色海岸(御用邸裏)

参加費:美し国会員3,000円 一般5,000円

締切:2月6日(水)

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★伊勢神宮の参拝・禊研修★

日時:3月21日(春分の日) 10:00〜17:00

集合:伊勢神宮 外宮(豊受大神宮) 神楽殿前

●五十鈴川でみそぎ
●外宮・内宮 御垣内参拝
●御神楽奉納 など

参加費:2月末まで早割中!
●美し国会員11,000円
●一般15,000円

◆詳細は美し国HPに掲載中
 ご入会も受付中です!
https://www.umashikuni.co.jp/event-20190321/

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★パラオ・ペリリュー島 戦跡慰霊ツアー★

日程:5月下旬を予定

費用:30万円程度

★ご興味ある方は事務局までお問合せください。

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posted by 事務局 at 14:27| Comment(0) | 言霊の華