2021年09月09日

言霊の華 第六四〇号

皆さま こんにちは。
今回の言霊の華は、堀内明日香がお届けします。

『21世紀に生きる我々に遺された大切なメッセージ』

日本人においてその勇気ある行動を称えられた一人に、第二次世界大戦時の駐リトアニア日本国領事館の副領事で、近年多くの日本人にも知られるようになった杉原千畝氏がおられます。

東日本大震災において、アメリカの「トモダチ作戦」が注目を浴びましたが、実はどこの国よりも早く医療チームを派遣してくれた国は、日本から遠く9000kmも離れたイスラエル。なぜイスラエルだったのでしょう。それは日本人外交官、杉原千畝への恩義を同国が忘れていなかったからです。

1939年、日本、イタリアと三国同盟を結んでいたヒトラー率いるナチスドイツがポーランドに侵攻し、ユダヤ人を迫害します。残忍な方法で多くのユダヤ人を虐殺しました。恐れたユダヤ人たちは、第三国に出国するために日本の領事館に日本通過ビザの発給を求めます。

杉原氏はドイツ軍の残虐な行為を知り、人道的立場からユダヤ人を助けようとします。しかし、ドイツとは同盟国であるため、ユダヤ人を逃がすことはヒットラーへの敵対行為に当たります。日本の外務省にビザ発給の許可を求める請訓電報を2度打ちますが、いずれも拒まれました。

ナチスに命を狙われる可能性もありましたが、それでも杉原氏が選んだ道は、本省の指示を無視してビザを発給することでした。来る日も来る日も、手書きで1日300人分のビザを書き続けました。

日本からの退去命令で同国を出国せざるを得なくなりますが、汽車が出発する直前まで居並ぶユダヤ人のために万年筆を走らせ続けました。汽車が出発する時には、「許してください。もう書けない。皆さんの無事を祈っています」と頭を下げました。そして杉原千畝の勇気ある行動で助かったユダヤ人は、6000人にも及びます。

杉原千畝氏の功績は世間に知られないまま、時が過ぎます。イスラエル政府から日本人初の「諸国民の中の正義の人」という称号を授与されたのは、86歳で亡くなる前年の1985年。日本政府がその功績を正式に認めたのは、それから15年も経った2000年のことでした。


2年程前、美し国の有志でイスラエルのエルサレム地区・ホロコースト記念館にある杉原千畝・植樹碑に鎮魂慰霊へ参りました。世界人類が二度と同じ過ちを起こさない為に、命を懸けた杉原千畝の行動は、21世紀に生きる我々に大切なメッセージを与えてくれていると感じます。

来週、美し国経営者連盟ZOOM講演会ではサンマリノ共和国特命全権大使 駐日外交団長マンリオ・カデロ閣下をお招きし、『世界が愛する日本』と題し講演いただきます。

カデロ閣下はクリスチャンでありながら神道に傾倒され、母国にヨーロッパ初の神社本庁公認神社が建立されたことを『光栄なこと』と喜ばれています。また、カデロ閣下は「杉原千畝のような日本人が、いかに他国に貢献し、慕われてきたのか。その根っこには神道の教えがあるように思えてなりません」と伝えておられます。

この度の講演会では、世界が憧憬の眼差しを向ける日本の心を外国人の目から分析され、この転換期に日本人として忘れてはならないことをカデロ閣下に提言していただけることでしょう。

かむながらありがとうございます

菅家廊下翔塾 堀内明日香

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≪9月イベントのご案内≫
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【美し国経営者連盟 第26回定例会】

マンリオ・カデロ閣下 ZOOM講演会

『世界が愛する日本』
〜世界はこんなにも日本が好きだった〜

講師:マンリオ・カデロ閣下 
サンマリノ共和国特命全権大使 駐日外交団長

☆日時:令和3年9月14日(火)19:00〜

HPなどにて、講演会&経営者交流会の実施をご案内しておりましたが、
新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、今回はZOOM講演会として、経営者連盟会員のみのご参加とさせて頂きます。
以上の件、ご了承ください。

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≪10月イベントのご案内≫
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【美し国経営者連盟 第27回定例会】

呉善花氏講演会&懇親会

『日本人はなぜ「世のため」に商売をするのか』
〜日本にしかない「商いの心」の謎を解く〜

講師:呉 善花氏
拓殖大学国際学部 教授
一般社団法人美し国「なでしこオピニオンの会」代表

☆日時:令和3年10月23日(土)16:00〜19:30
☆会場:新宿中村屋 Granna(グランナ)
 東京都新宿区新宿3-26-13 新宿中村屋ビル8階
☆参加費:経営者連盟会員 無料 / 一般15,000円(懇親会費込み)

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event/20211023/

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【お申込み・お問合せ】
美し国 事務局
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
TEL:03-4360-8734
mail@umashikuni.co.jp
http://www.umashikuni.co.jp
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2021年09月03日

言霊の華 第六三九号

皆さま こんにちは。
今回の言霊の華は、堀内明日香がお届けします。


『先人への恩返しと子孫への恩送りのために出来ること』

先月、故栗林白岳名誉館長の私財で旧日本軍の武器や軍服などを約15,000点展示されている、栃木県那須町の戦争博物館へ行って参りました。祭壇では、美し国よりお供えと鎮魂の意を捧げさせていただきました。

故栗林名誉館長は長野県出身、14歳より満蒙開拓青少年義勇軍として満州に渡り、日本の終戦(敗戦)後は、長く苦しいシベリア抑留生活を経てようやく日本に復員。荒れ果てた国土、疲弊しきった人々、戦後の苦しく貧しい時代を必死に生き抜いてこられました。

そのような激動の中で忘れることが出来なかった軍隊時代。生前「俺は強くて優しい日本の兵隊が大好きだった。あの時代に散華していった仲間を、祖国を想う自分の気持ちを、忘れることはできないんだ」と話しておられたそうです。

長年苦労して旧陸海軍の兵器や軍装品を集められた栗林館長は、「戦争を知らない若い世代にも、その悲惨さを知ってもらいたい」と、那須の地に戦争博物館を設立されました。ご英霊が命を懸けて国を守ってくださった証が、ここに納められています。

そして、先月終戦(敗戦)の日早朝6時30分、美し国では総勢40名で靖国神社を参拝し、ご英霊に感謝と国家の安寧、皇室の弥栄をお祈りいたしました。「忘れない」を身体に落し込んでいくために美し国では鎮魂慰霊を続けて参ります。そうすることにより英霊や先人と繋がり、それが生き方と感謝に現われてきます。

今年のお盆の期間、日本列島はずっと大雨でした。私にはそれがご英霊の涙と感じずにはいられませんでした。愛する故郷、愛する家族の為に、散華して逝ったご英霊たち。

また靖国神社では、国歌「君が代」を斉唱しました。君が代の歌詞の中に「さざれ石」とあります。一人一人の力は、砂粒や小石のように小さくても、皆で助け合い協力すれば大きな「巌(いわお)」となり、この国が永遠と続きますようにと言う先人の『祈り』が込められていると想うと、この歌詞がいつも以上に胸に染み入ったのでした。


先月のオリンピック閉会式でも、宝塚歌劇団が袴姿で歌った「君が代」。前職の宙組で同じ舞台に立っていた宙組生数人が、凛として誇らしく立っていました。その姿に多くの国民が心を打たれたはずです。宝塚100年以上の歴史も、国歌「君が代」の歌詞の「さざれ石」のような一人一人のチームワークで成り立っているのです。

今こそ日本の伝統と精神を見つめ直し、「さざれ石」のように皆で助け合い、協力し合えるかむながらの国や組織の形を目指すこと。それが先人に対する恩返しであり、子孫に対する恩送りであると信じて、これからも精進を続けて参ります。

かむながらありがとうございます

菅家廊下翔塾 堀内明日香

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【美し国経営者連盟 第26回定例会】

マンリオ・カデロ閣下 ZOOM講演会

『世界が愛する日本』
〜世界はこんなにも日本が好きだった〜

講師:マンリオ・カデロ閣下 
サンマリノ共和国特命全権大使 駐日外交団長

☆日時:令和3年9月14日(火) 19:00〜

HPなどにて、講演会&経営者交流会の実施をご案内しておりましたが、
新型コロナウィルス感染拡大の状況を鑑み、今回はZOOM講演会として、経営者連盟会員のみのご参加とさせて頂きます。
以上の件、ご了承ください。

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2021年08月26日

言霊の華 第六三八号

『英霊たちを「犬死」と言わせないために』

平家の滅亡はやがて琵琶法師によって美しくも哀しい調べとなり、「平家物語」として後世に語り継がれて行きました。爾来(じらい)、日本人の琴線に触れ続け、今日に至っております。何故、平家物語が日本人の共感を喚(よ)ぶのか。きっとそれは、「滅びゆくものの美」がそこにあるからなのだと思います。

平家一門は武家の棟梁から朝廷の要職を占めるに至り、その栄華は雅やかさ、きらびやかさを極めました。その短い栄華は、一門の滅亡と云う形で幕を閉じたのです。平氏と源氏の決定的な違いは、平家一門の結束力が強く、とても仲が良く、学問、芸術、文化を重んじ、且つ一族の諍(いさか)いがほとんど見られることが無かったことです。

一方の源氏と云えば、頼朝は弟たちを殺し、親戚、一族を殺し陥れる策謀、謀略の、とても「美」とは遠いものでした。源頼朝の後を継いだ北条氏もまた同じで、その後の足利幕府も政略、謀略の連続です。

雅性、文化性を重んじた西日本武士団、政治性、儒教性を重んじた関東武士団。結末は、徳川幕府が西日本武士団に因って滅亡します。源氏が滅亡しても徳川の時代が終焉しても、「平家物語」のような人々に共感をもたらすような文学は、遂に現れませんでした。

平家の最期は、終わりっぷりが見事だったのです。先の大戦で散華して逝った特攻隊をはじめとする御英霊たちも同じです。後世の人々に忘れることのできない出来事として、強烈な記憶と余韻を残したのです。

毎年8月15日が近づくと、必ず特別番組として、大戦のドラマ、映画、ドキュメンタリーがテレビ等で放映されますが、全て大東亜戦争原罪論に帰結してしまうのです。驚いたことは、NHKの朝の連続テレビ小説の再放送の「あぐり」です。丁度終戦の日に日程を合わせたかのように、これでもか、これでもかと厭らしいほど戦前、戦時中の極端な日本の姿を強調しているのです。

左翼NHKの意図が判ります。そしてこのような放送で必ず言われることは、「戦争のことを忘れてはならない、風化させてはならない」です。その意味は「日本が間違っていた、悪かった」「戦死した人は惨めで憐れだった」。しまいには、「犬死だった」とまで言います。

そのことを忘れてならないと言いたいのでしょう。大東亜戦争原罪論に縛られている内は、決して英霊たちは報われません。英霊たちはそのような悪や罪のために殉じて逝ったのでしょうか。国家存亡の時、国を守るため、愛する家族やふるさとを守るため、楯となって逝ったのです。

英霊たちを犬死させたか、させなかったかは、後世に続く我々の生き方で決まるのです。英霊たちが願っていた祖国日本の姿と人々の姿。国を愛し、平和を愛し、繁栄を想う、その心にどう向き合って報いて行くべきなのか。

先の大戦のことを決して忘れてはならないとは、このことを言うのです。英霊たちを不幸だと思うその心が不幸なことなのです。そう云う我々こそ犬死だと思ったほうがいいでしょう。

英霊たちは生命(いのち)の尊さ、国家の尊さ、人生の尊さを自ら示して下さったのです。英霊たちを犬死させるのもさせないのも、我々の現在(いま)の、これからの生き方が決定することを肝に銘じなければなりません。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【美し国経営者連盟 第26回定例会】

マンリオ・カデロ閣下講演会&経営者交流会

『世界が愛する日本』
〜世界はこんなにも日本が好きだった〜

講師:マンリオ・カデロ閣下 
サンマリノ共和国特命全権大使 駐日外交団長

☆日時:令和3年9月14日(火) 19:00〜22:00

☆参加費:経営者連盟会員 無料/一般13,000円

☆会場:ロイヤルガーデンカフェ青山
東京都港区北青山2-1-19
    アクセス:東京メトロ銀座線「外苑前」or「青山一丁目」より徒歩5分

☆詳細・お申込みはこちらから
https://umashikuni.co.jp/event/20210914/

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【お申込み・お問合せ】
美し国 事務局
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