2018年05月09日

言霊の華 第四七八号

『小林一三翁と堀内明日香。そして美し国と菅家廊下』                 
元タカラジェンヌで現在全国で大企業をはじめ、大学、高校、諸団体で講演活動を活発に行っている堀内明日香さんのことはよくご存知だと思います。

明日香女史は宝塚教育とドラッカー理論の共通性、整合性を知り、実はP・ドラッカーは宝塚創立者であり、阪急グループ創立者である小林一三翁の影響を強く受けていたことを知ります。宝塚を退団してからそのことに出会った彼女は、宝塚教育の「本モノ」「真髄」を改めて認識し、ドラッカー理論を組み合わせた講演活動を開始します。


それから三年後、宝塚を退団した彼女が講演者として宝塚市に入りました。講演が終わったその夜、私と天命の出会いを果たします。宝塚の山深く入った風流なホテルで紹介者の永留君明さん、宝塚市議会議員の大河内さん、森日和さん、濱野夕希子さんと共にお会いしたのです。

あれから三年半が経ちました。明日香女史が私から「日本の理念と心」や、「古神道」を貪欲なまでに学び続け、また禊を実践し続けて参りました。そして、小林一三翁が「神道」や「日本の理念」に通じており、それが宝塚教育に行き亘っていたことを発見します。

それを知り、学んだ彼女は益々講演に磨きがかかります。現在では引きもきらぬほどの全国からの講演依頼が続きます。しかもそればかりではなく、いまでは菅家廊下翔塾の認定講師、美し国の代表特別秘書兼補佐として目覚ましい活躍と多忙を極める日々を送っております。


今月のゴールデンウィークの六日、明日香女史から熱心に誘われ、大阪府池田市にある小林一三記念館と近所の山にあるお墓参りに行って参りました。途中のコンビニで彼女は2リットルのペットボトルの水と2リットルの紙パックの日本酒を買いました。

私は墓参りのためなら、小瓶の酒と500Cccのペットボトルの水でいいではないかと言ったところ、女史は「いいえ、途中にもお墓以外にも掛ける(お酒、水)ところがあるんです」と言います。計4リットルの水と酒、自分の重たい荷物、私の荷物まで担ぐその健気(けなげ)さに胸が熱くなりました。


山に上りはじめたところ、立派なご神木が次々と現われます。水とお酒を掛けながら拍手(かしわで)を打ち鳴らし、漸く小林一三翁のお墓に到着しました。中央を挟んで左が小林家の墓、右隣が宝塚関係者の慰霊碑。全てに線香を上げ、お酒とお水を掛け続けます。

中央の小林一三御夫妻のお墓は質素そのもの。何ら目立ったものがありません。一見誰の墓なのか分からない程です。ここに本モノが現われているのです。お墓の前で二人で祝詞を奏上し、国歌を斉唱し、明日香女史は奉納歌を捧げました。

私は終始涙を流していたのです。終わってからも明日香女史は境内にある仏さま、地蔵さま、菩薩さま、小さな祠、小さな崩れかけたお社、全てにお酒とお水を掛け続けます。


宝塚を退団して七年目。毎年、一〜二回このようにお墓参りを続けているとのこと。間違いなく堀内明日香女史を小林一三翁の霊魂が守り導いておられます。どうしても私と一緒に一三翁のお墓参りをしたかったという彼女の執念。その背景にあるものの凄味をまじまじと知らされたのです。

小林一三翁は「美し国」と「菅家廊下」にも憑(かか)ってきている、見ておられるのだと実感したのでした。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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『パラオからの先人たちの祈り』

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【日時】5月21日(月)18:30〜20:30

【会場】神楽坂セミナールーム
    東京都新宿区神楽坂6-42  神楽坂喜多川ビル5階
    (メトロ東西線「神楽坂駅」出口1からすぐ)

【事前振込】一般 3,000円 / 美し国会員:2,000円

【当日受付】一般 4,000円 / 美し国会員:3,000円

懇親会:6,000円(別途)。限定20名。要予約。

申込先→ http://kokucheese.com/event/index/512387/

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【東京】5月24日(木)18:30〜22:00

会場:神楽坂セミナールーム
    東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
    (メトロ東西線「神楽坂駅」出口1からすぐ)

受講料:5,000円(懇親会費込・当日払い)

申込:美し国事務局まで(締切:5月22日)

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【大阪】6月4日(月)18:30〜
会場:TKP大阪御堂筋カンファレンスセンター
中央区淡路町3-5-13 創建御堂筋ビル

受講料:セミナー 3,000円
    懇親会 4,000円(希望者)

申込:美し国事務局まで(締切:6月1日)

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【名古屋】6月5日(火)18:30〜
会場:オルクドールサロン
   (大名古屋ビルヂング33階)

受講料:セミナー 3,000円
    懇親会 4,000円(希望者)

申込:美し国事務局まで(締切:6月1日)

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【京都】
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日程:6月2日(土)〜3日(日)

参加費:30,000円(宿泊費・交通費・玉串料含む)

2日 13時 京都駅出発
3日 19時 京都駅解散
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日本の滝100選の金引滝での禊も行います!

詳細は事務局までお問合せください。

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【美し国 事務局】
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂6-42 喜多川ビル5階
TEL:03-5227-1778
FAX:03-5227-1772
mail@umashikuni.co.jp
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2018年05月07日

言霊の華 第四七七号

『「らしく」すれば、「らしく」なる 〜明恵上人の「あるべきようは」に学ぶ〜』

私が心から尊敬する高僧の一人が鎌倉時代初期に活躍した明恵(みょうえ)上人です。その霊性たるや他の高僧たちを圧倒しています。二度に亘り渡天竺(てんじく・インド)計画を立てますが、住吉大神や春日大明神が現われて、いずれも直前で断念します。

日本の神々が天竺行きを阻止したなんてどういうことでしょう。それは間もなく訪れる国難に明恵上人を必要としたからに他なりません。

そのやがて訪れる国難とは「承久の変(1221年)」でした。鎌倉幕府の執権、北条義時、北条泰時父子が京に攻め上がり、後鳥羽上皇やその一派、一族郎党を征伐し、後鳥羽上皇を捕え、隠岐島に島流しにした大事件です。


明恵上人が住んでいる京都栂尾(とがのお・高雄の北)の高山寺に公家や、武士の女・子どもが多勢逃げ込んできます。それを匿(かくま)ったことにより上人は捕えられ、縄で縛られ、六波羅に居る司令長官である北条泰時の前に引き出されます。高名な僧である明恵上人がお縄にされているのを見た泰時は大変驚き即、縄を解くように命じます。そして非礼を詫びるのです。

その時明恵上人は言いました。「栂尾の高山寺はみ仏から賜った土地である。そこには傷付いた鳥たちや獣たちが逃げ込み、羽や体を休め癒していく地である。ましてや人間、それも女・子どもが逃げ込んで来たのをどうして追い出すことなどできようか。若しそれがあなた(泰時)の方針に合わず逆らうのであれば、即刻私の首を刎(は)ねよ!」

泰時は涙しながら心から詫びます。ここから明恵上人と北条泰時の父子(おやこ)のような交わりが始まるのです。鎌倉武士たちの、天皇に弓を引くという暴挙を犯した荒(すさ)んだ心を浄化したのは、明恵上人の存在があったからでした。北条泰時は明恵上人に帰依し、心から慕います。生き方、考え方、人間性、人生、全てが明恵上人の影響を強く受けます。


北条泰時が作った「貞永式目(御成敗式目)」は武士の規範、憲法として幕末まで六百年生き続けます。これは明恵上人の教えの究極である「あるべきようは」の体現だったのです。即ち明恵上人の精神が武士道の基本的価値となったのです。

「あるべきようは」とは「あるがまま」とはちょっと違うようです。親としてあるべきようは、子としてのあるべきようは、先生として、生徒として、上司、部下、政治家、医者、経営者、社員等々。

明恵上人は「あるべきようは」の七文字を心に刻んで生きれば大丈夫と云います。これは「らしく」ありなさいと云うことでしょう。「らしさ」の中にこそ心理や理念があるのだと云えます。男らしさも女らしさもそうです。


では「日本人らしさ」とは何か。日本人らしさを追究(求)して生きることこそ日本人の務めの筈。日本人としての「あるべきようは」を胸に刻んで生きること。そのためにも先人たちの残してくれた文化、伝統、精神を大切に受け継ぎ、自らそれを体現せねばなりません。

「らしくすればらしくなる」。らしくし続けること。一朝一夕ではらしくならないのです。

日本が日本であるために、日本人が日本人であるために、日本を、日本人をし続けなければならないのです。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【日時】5月21日(月)18:30〜20:30

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申込先→ http://kokucheese.com/event/index/512387/

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【日時】5月24日(木)18:30〜22:00

【会場】神楽坂セミナールーム
    東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
    (メトロ東西線「神楽坂駅」出口1からすぐ)

【受講料】5,000円(懇親会費込・当日払い)

申込:美し国事務局まで(締切:5月22日)

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【大阪】6月4日(火)18:30〜
 会場:未定(御堂筋周辺)

【名古屋】6月5日(火)18:30〜
 会場:オルクドールサロン
   (大名古屋ビルヂング33階)

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【美し国 事務局】
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2018年04月26日

言霊の華 第四七六号

『官僚は何故劣化したのか』

官僚たちは何故かくも劣化してしまったのでしょう。これでもか、これでもかと出るわ出るわ。虚偽発言、様々な暴言、文書改ざん、データ改ざん、パワハラ、セクハラ問題。いつからこんなに腐り切ってしまったのか。

実は昨日(きのう)、今日(きょう)、始まった問題ではありません。明治の頃、近代国家を創り上げていった官僚たちには、はっきりとしたナショナルゴール(国家目標)がありました。それに向けて国民が一丸となって苦楽を共にできたのです。


「役所の役人」として威張りちらす人もいたことでしょう。しかし、国家目標、国家意識を持つと言うことは「天皇」と「国民」を繋ぐ潤滑油であり、「大御心」に捧げ、「国家の公僕」であると言う意識と自覚もあったのです。

それは高き倫理観であり、道義性でした。即ち先の大戦以前の官僚たちにはまだ武士道の名残りがあったのです。日清、日露を戦った日本軍などはこの武士道がしっかりと息づいていました。


日清戦争において、北洋艦隊の敵将丁汝昌(ていじょしょう)が戦いに敗れて自決した時、部下たちは死体をジャンク(中国の帆船)に乗せて運ぼうとしました。この時、日本軍はどうしたか。

敗れたとはいえ、敵軍の海軍提督の遺体をボロ船で帰還させてはならない、と言って軍艦を提供し、礼をもって送り帰したのです。大東亜戦争以前まで、国家全体にこのように高き道義性が生きていたのです。それがどうしてこんなにも体たらくになったのでしょう。

それは国家意識の低下と国家目標の喪失からです。それにより国民全体が「自分さえよければ、いまさえよければ」と云うエゴイズム丸出しになったのです。その典型が官僚機構だったのです。


日清日露の頃まではエリートコースと云う意識は希薄でした。日本の一大事という時、刀や槍を持って、やがてそれが鉄砲に替わり、しゃにむに戦い働いているうちに出世して行ったと云うのが現実でした。

それがその後、軍にエリートコースなるものが誕生します。陸軍大学、海軍大学出身者が台頭し、実力ではなく学歴や年功序列が優先します。そのような人々が戦争を遂行し、日本は敗れました。

官僚もそうです。エリートコースに乗り、波風立てず、何事も穏便に済ませ、地位や名誉、生活を守り、優先させるために汲々(きゅうきゅう)とします。国家のことは二の次です。


日本の国力を低下させたものとは、国家意識の低下、国家目標の喪失。それに伴う道義性の欠如。そして日本をダメにした「エリートコース」。

日本の国力を担ってきたのは官僚の世界では「武士」「国士」と言われる苦労人であり、熟練者であり、愛国者たちでした。口は固(硬)く、「秘密は墓場まで持って行く」と云う氣概や覚悟に満ちていたのです。

大物官僚が現在(いま)では前川氏(前文科事務次官)や、佐川氏(前国税庁長官)、福田氏(前財務事務次官)等々であるとは、本当に情けない現実です。


真のリーダー育成。「菅家廊下・翔塾」の学びの場がどれだけ重要であり、大切であるかをしみじみ考えさせられる昨今です。

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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【日時】5月21日(月)18:30〜20:30

【会場】神楽坂セミナールーム
    東京都新宿区神楽坂6-42  神楽坂喜多川ビル5階
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【事前振込】一般 3,000円 / 美し国会員:2,000円

【当日受付】一般 4,000円 / 美し国会員:3,000円

懇親会:6,000円(別途)。限定20名。要予約。

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【日時】5月24日(木)18:30〜22:00

【会場】神楽坂セミナールーム
    東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階
    (メトロ東西線「神楽坂駅」出口1からすぐ)

【受講料】5,000円(懇親会費込・当日払い)

申込:美し国事務局まで(締切:5月22日)

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【大阪】6月4日(火)18:30〜
 会場:未定

【名古屋】6月5日(火)18:30〜
 会場:オルクドールサロン
   (大名古屋ビルヂング33階)

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【美し国 事務局】
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