2020年11月04日

言霊の華 第六〇一号

『日本人の中の「西洋の水」を浄化する』 その二
― 1/f(エフぶんのいち)ゆらぎ、日本のα波θ波文化 ―

安芸の宮島を訪れた連合軍将校、英国貴族のヒュー・コーツタイツ卿は、そのあまりの自然との調和の美しさに言葉を失います。「諸悪の根源、それは神道」と思い込んでいた彼の信念は揺らぎます。

「このような美しい自然と一体となったものが何故あのような大戦を惹(ひ)き起こしたのか、とても信じられない」と。「いやいやこれは一時的な私の迷いであり、錯覚なのだ」とも。岩国基地に帰ってからも、暫くその疑問と迷いは続きます。

そこで次の休暇の時、今度は出雲大社を訪れるのです。それが決定的となり、遂に結論に到達しました。「先の大戦を惹き起こしたのは神道なんかではない。我々は誤解していたのだ」と。その後彼は、日本の歴史、伝統、文化へと興味と関心が募り、のめり込んで行くようになりました。

そしていつの間にか「日本通」になってしまい、数々の日本を著(あらわ)す本や論文を世に発表するようになったのです。それが認められ、後に英国の駐日大使として再び来日するのです。

彼の日本体験は、まさしく明治開国前後に訪れた多くの外国人が体験したものと同じです。
異空間、異次元で起きるα波θ波現象の「ゆらぎ」体験だったのです。

私もよくお山登拝や禊、神社、磐座参拝の時、あまりの感動で言葉を失ったり、時間が止まったりと云う神秘体験をしましたが、彼等もそれに近いものがあったことでしょう。霊魂(みたま)が強く揺さぶられ目醒める体験です。日本の「霊的磁場」がそうさせます。

それは「自然」の力が根底にあり、四季の移ろい、風のそよぎ、清流のせせらぎ、小鳥の囀り、虫の声、潮騒、波の音、月の光、山の賑い等々、全てが「1/fゆらぎ」だと言われております。

家屋構造を見ても自然から身を守り隔絶するのではなく、すっぽりと融合し包み込まれているかのようです。日本庭園などを見ても人工的造形美ではありません。自然を生かし切った自然美そのもの。

西洋となると、自然や人から身を守り、分離、独立し、家も庭も人工的造形美を誇ります。論理的、合理的、無機質的な文化構造は「1/fゆらぎ」からほど遠いものと言えます。α波θ波文化からは離れたβ波文化のため、それを埋めるための宮廷音楽や絵画芸術が発達しました。

日本の場合、自然こそ一大音楽であり、一大絵画芸術だったのです。途中より仏教芸術が入って来ました。最初のうちは金銅像だったものが、間もなく木製彫像にとって代り、それが主流となったのは「木」に生命(いのち)を観じていたからです。

木目調の壁、廊下、机、椅子、畳等の持つ「1/fゆらぎ」こそ、鎮魂、浄化、癒しの作用をもたらしていたのです。日本は紀(木)の国とも言われて来ました。決して無機(木)質ではなく、有機(木)質の文化でした。西欧の「石の文化」とは全く違います。

木造建築の寺社仏閣は何度も焼失の苦難に遭遇しましたが、それでも木造建築の社殿が再建されるのは何故なのか。お伊勢の20年に一度の御遷宮、出雲の60年に一度の御遷宮、全国の神社の遷宮や改築も全て木の力によって成されるのです。

それは木とは「氣」であり、そこに神を観(み)、生命を観じていたからなのです。

次回に続く

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古



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講師:長谷川 裕一氏
美し国経営者連盟 会長

日時:11月18日(水) 19:00〜22:00

会場:美し国本部
新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階

アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

参加費:経営者連盟会員・・・無料
美し国会員/一般・・・13,000円(交流会費込)

お申込みはこちらから
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東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グランブルームサクラテラス2F

アクセス:JR中央線「飯田橋」駅西口より徒歩2分
東京メトロ有楽町線・南北線「飯田橋」駅より徒歩3分
東京メトロ東西線・都営大江戸線「飯田橋」駅より徒歩5分

参加費:経営者連盟会員・・・無料
美し国会員/一般・・・13,000円(望年会費込)

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2020年10月28日

言霊の華 第六〇〇号

日本人の中の「西洋の水」を浄化する(その一)


日本は正真正銘の「性善説」の国です。欧米やイスラム世界、仏教世界に至るまで「性悪説」に基づいた個人観、社会システム、歴史、文化、精神に綴られてきた世界が現代も生き続けているのです。「生き馬の目を抜く」「弱肉強食」「優勝劣敗」の歴史は、常に闘争の歴史でした。

ヨーロッパでは、キリスト教国家でありながらカトリック対プロテスタントの血で血を洗う戦いが繰り返されました。フランスのユグノー戦争は40年間。オランダの80年戦争は、旧主国スペイン国王フェリペ2世が、ネーデルランド(現在のオランダ、ベルギー)のプロテスタント(カルビン派)にカトリックを強要し弾圧したことにより勃発したものです。この戦いでオランダは独立を果たします。

そして17世紀初め(1616年)、ドイツから始まりヨーロッパ全土を巻き込んだ30年戦争。神やキリストの愛と赦しを説きながら信仰上の違いから殺し合いをするのは、キリスト教同士に限ったことではなく、キリスト教対ユダヤ教、イスラム教対キリスト教、ユダヤ教対イスラム教。イスラム教の中でもシーア派対スンニ派等々。

スリランカや東南アジア諸国でも仏教対イスラム教、キリスト教対イスラム教と、世界では中世以降宗教戦争の連続なのです。そしてそれに伴う大虐殺はひっきりなしに起きています。その中で、日本の歴史では宗教戦争は全く皆無でした。

そして奴隷制を持たない、権力者による大虐殺も無い、ただの一度も侵略支配、植民地支配されたことが無い。となると一体日本はどういう国だったのか。世界史の奇跡と言ってもいいでしょう。建国以来二千七百年に亘って、万世一系の男系天皇が君民一体の状態で存在し続けている理由とは何か。

宇宙の光が降り立って生まれた日本。明治維新前後、日本にやってきた多くの外国人が驚嘆し感動した日本。それは異次元空間を観たからでした。アメリカの駐日公使ハリスは本国に送った手紙の中で、「この国に果たして西欧の悪徳をもたらして良いのだろうか」と書いております。

その当時の日本は欧米にとって全くの異次元であり、異空間であったため、西洋人の脳の回路に狂いをもたらし、β波であった脳がα波やθ波に変化したものと思われます。お母さんの手で押された揺り籠の赤ちゃんが、安心と安定を得てスヤスヤ寝入っている時がα波θ波状態です。伊勢神宮の参拝やお山登拝の頂上で神秘体験し易いのはそのためです。

多くの外国の著名人がそこで神秘体験をしており、その中でもラフカディオ・ハーン(小泉八雲)や、アーノルド・トインビー博士(世界的に有名な歴史学者)、アインシュタイン博士、フランスの英雄で文学者でもあり思想家でもあったアンドレ・マルロー(仏文化省大臣)などはその代表格だったと言えるでしょう。

そして戦後、連合軍の一員として岩国基地(山口県)に降り立った英国の将校で貴族のヒュー・コーツタイツ卿は、諸悪の根源を「神道」と思い込んでいたのです。ある時、休暇をとり安芸の宮島に観光に訪れました。その時衝撃を受けたのです。自然美と調和の息を飲むようなあまりにもの美しさに。

次回に続く 

合掌 かむながらありがとうございます  

菅家 一比古

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2020年10月21日

言霊の華 第五九九号

【言霊の華-限定動画】

先々週から3週間にわたって言霊の華では、菅家一比古と、なでしこオピニオンの会世話人 葛城奈海先生の対談の模様を動画にて配信しております。

『ジャーナリスト葛城奈海が語る 日本の中心を知ろう!』

・国体とは何か
・君民一体
・皇統万世一系
・三島由紀夫と国体
・天皇陛下あっての日本

https://www.youtube.com/watch?v=7jIKURkPu9s&feature=youtu.be

ぜひご覧ください。

合掌 かむながらありがとうございます

菅家 一比古

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開催はもう間もなくです!
ご参加をご希望の方は、お急ぎください!

【経営者連盟 第15回定例会】

「偉人に学ぶ経営の心得シリーズ 第2弾」

『渋沢栄一と岩崎弥太郎に学ぶ
資本主義を作り上げた男の生き様 完結編』

8月の偉人を学ぶ会第1弾の続編!様々な困難に打ち克ち、志をもって新しい時代を切り啓いてきた偉人「渋沢栄一と岩崎弥太郎」の完結編!その人生から学びを深めてまいります。

岩崎弥太郎は三菱グループ創業者。

渋沢栄一は「道徳経済合一」を説き、生涯に約500もの企業に関わる。
来年(令和3年)のNHK大河ドラマ『青天を衝け衝け』の主人公であり、
令和6年より新紙幣一万円札の顔となります。

講師:菅家 一比古

日時:10月23日(金) 19:00〜22:00

参加費:経営者連盟会員・・・無料
美し国会員/一般・・・12,000円(交流会費込)

⇒ 参加をご希望の方は、こちらへ。
https://umashikuni.co.jp/contact/manager_event.html
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美し国 事務局
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講師:長谷川 裕一氏
美し国経営者連盟 会長

日時:11月18日(水) 19:00〜22:00

会場:美し国本部
新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル5階

アクセス:東京メトロ東西線「神楽坂駅」1a出口よりすぐ

参加費:経営者連盟会員・・・無料
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